1. インストール前の準備
インストールの前に、お使いの機種で最も適切な手順を踏めるように、このガイドの最後の Engineers' Notes をお読みください。
ハードディスクは Yellow Dog Linux(以下YDL)用と Mac OS用にそれぞれ用意することをおすすめしますが、1つのハードディスクに両方のオペーレティングシステムを安全にインストールすることもできます。ハードディスクが1つしかない場合には、YDL用と Mac OS用に最低2つのパーティションが必要になりますので、パーティションが1つしかない場合は、Linuxをインストールする前に、一旦、ハードディスクを再フォーマットしてパーティションを2つ以上作成したうえで、Mac OSを再インストールしてください。
Linuxをインストールできるハードディスクは IDE もしくは SCSI 接続のどちらかになります。USB や FireWire 接続のハードディスクは現時点では起動ディスクとしてサポートされていません。
■ハードディスクが1つの場合(BootX もしくは yaboot を使用したマルチブート)
はじめにアップルのドライブ設定ユーティリティを使用して、ハードディスクのフォーマットとパーティションの作成を行います。この作業はハードディスクの全領域を再フォーマットしてしまいますので、ハードディスク上の全てのデータが完全に失われることをあらかじめご承知のうえで行ってください。
1. Mac OS のインストールCDをCD-ROMドライブに挿入してください。
2. コンピュータを再起動してください。
3. Mac OSのインストールCDから起動するまで、キーボードのCキーを押し続けてください。(CDからの起動が始まると画面のバックグラウンドにいくつものCDイメージが現れます。)
4. Mac OSが完全に起動したら、インストールCD、「ユーティリティ」フォルダ、「ドライブ設定」*の順番でアイコンをクリックします。

5. 「ドライブ設定」の画面でパーティション設定を行うハードディスクを選択してください。

7. 初期化のダイアログで「カスタム設定」を選択します。
8.「現在のボリューム」と表示されているプルダウンメニューでパーティションをいくつに分けるかを設定することができます。YDLとMac OSをインストールするなら2つ、Mac OS Xもインストールする場合は、3つのパーティションを作成してください。

9. パーティションを作成すると先頭(1番上)のパーティションがプルダウンメニューで「Mac OS拡張」となっていますが、これを「未使用」に変更してください。2番目のパーティションは同様に「Mac OS標準」**に変更します。もし、Mac OS Xもインストールするなら、そのパーティションは「Mac OS拡張」にしておきます。
10. 「OK」のボタンを押します。
11. 「初期化」のボタンを押します。
12. ドライブ設定を終了してください。
13. Mac OS インストーラを起動します。
14. 2番目のパーティションの名前を「Mac OS」に変更してください。Mac OS Xもインストールするなら3番目のパーティションの名前は「Mac OS X」に変更します。
15. 画面の説明に従って、Mac OS(Mac OS X)をインストールしてください。
* 古いバージョンのドライブ設定を使用するとサードパーティ製のハードディスクは認識、もしくは初期化できない場合があります。
** Mac OS をインストールするパーティションはHFS(Mac OS標準)、HFS+(Mac OS拡張)のどちらでも構いませんが、LinuxからHFS+のパーティションを利用する際には特別なコマンドのセットを用意する必要があります。
■2台目のハードディスクにYDLをインストールする場合(BootX もしくは yaboot を使用)
2台目のハードディスクにYDLをインストールする場合、Linux用のハードディスクはプライマリのマスタ、Mac OS用のハードディスクはセカンダリチェーンのスレーブとして接続してください。さらに、マウントポイントが適切に設定されるように「Custom」モードでのインストールをおすすめします。
■ハードディスクが1つの場合(Mac OSなし)
yaboot を使用して NewWorld ROMマシンにYDLだけをインストールすることもできます。(次のブートローダの選択を参照してください。)
YDLでは BootX と yaboot の2種類のブートローダを収録しています。(ブートローダとはマシンの電源投入後、もしくはMac OSからLinuxを起動させるためのプログラムです。)どちらのブートローダを使うかはお使いのMacintoshの機種(発売時期)によって決まります。
■OldWorldマシン
iMac 以前に発売された機種(ベージュG3、8500シリーズ、Performa、7200シリーズなど)は「OldWorld ROM」使用しており、OldWorldマシンと呼ばれます。OldWorldマシンの場合は BootXを使って Linuxを起動します。BootX は MacOS用のコントロールパネル/機能拡張の形態をとっており、Linux と Mac OSのどちらを起動するかというデュアルブートの仕組みを提供します。BootXの機能を利用するためにはお使いのマシンに Mac OSがインストールされている必要があります。また、「NewWorld ROM」を搭載した機種では BootXは使用できません。
■NewWorldマシン
青白のG3、iMacシリーズ、1999年モデルのG3およびG4 PowerBook、iBookシリーズ、PowerMac G4シリーズは ROM-in-RAM方式を採用しており、NewWorldマシンと呼ばれています。NewWorldマシンはyaboot(Yet Another BOOTloader)を使用して Linuxを起動します。yaboot は Linuxと Mac OSのデュアルブートシステム、または YDLだけのシステムで Linux や Mac OSを起動させることができます。
BootXのインストーラは次の2点を前提としています。
1) Linux用と Mac OS用の2つのパーティションもしくは2台のハードディスクが用意されていること
2) 片方のパーティションもしくはハードディスクにすでに Mac OSがインストールされていること
1. Mac OSを起動して下さい。
2. Mac OSが起動したら、「Yellow Dog Linux Install CD」をCD-ROMドライブに挿入します。
3. CDのアイコンをクリックすると、「install」というフォルダがあります。
4.「install」フォルダの中の「BootX_Installer.hqx」というアイコンをダブルクリックするか、アイコンをStuffit Expanderユーティリティのアイコンにドラッグして、インストーラを保存する場所を選択してください。
5.「BootX_Installer」アイコンをダブルクリックすると、Mac OSに BootXがインストールされます。インストール完了後、マシンを再起動するよう指示されますが、すぐに再起動せずに「install」フォルダの中にある「vmlinux-2.4.18-0.81a」というファイル(YDL 2.2 日本語版用Linuxカーネル)をシステムフォルダの中の「Linux Kernels」フォルダにコピーしておいてください。

6. 再起動すると、Mac OSの起動途中に BootXの画面が出現しますので、インストールに使用するLinuxの「ramdisk」イメージを指定してください。

1) BootXのメイン画面で、「Options」ボタンを押します。
2)マウス操作のできるグラフィカルなインストーラを使う場合は、「システムフォルダ」の中の「ramdisk-x11.image.gz」を選択します。
3) 「OK」ボタンを押して、BootXのメイン画面に戻ります。

7. メイン画面に戻ったら、「Yellow Dog Linux Install CD」がCD-ROMドライブに入っているのを確認のうえ、「Linux」を選択して YDLのインストーラを起動してください。
1. 「Yellow Dog Linux Install CD」をCD-ROMドライブに挿入します。
2. コンピュータを再起動してください。
3. インストールCDから起動するまで、キーボードのCキーを押し続けてください。
4. グラフィカルなインストーラを起動するにはリターンキーを押してください。