トピック: 起動パーティション設定のリセット方法


はじめに

Mac OSのコントロールパネルの起動ディスクユーティリティを使用すると、MacintoshコンピュータのPRAM(Programmable RAM)の設定がハードウェアレベルでリセットされ、(New Worldマシンの起動時に'L'、'X'、'C'といったオプションメニューを表示している)yabootブートローダが無効になってしまいます。


HFSのBootstrapパーティションがMac OSの前に存在する場合

YDLのインストールの過程で、1MBのBootstrapパーティションをMac OSのパーティションより前に作成した場合は、解決方法は簡単です。いわゆる「PRAMクリア」を実行してください。

  1. コンピュータを再起動してください。
  2. すぐに「Option」+「Apple(Command)」+「P」+「R」キーを同時に押してください。
  3. 起動音が3回聞こえるまで待ちます。
  4. 押さえていたキーを離してください。
  5. yabootメニューが復活して、'L' 、'X'、'C'のオプションが表示されます。

HFSのBootstrapパーティションがMac OSより後ろに存在する場合

以下の3つの選択肢があります。

  1. ybinコマンドの再実行
  2. ファームウェアのリセット
  3. 「Option」キー起動によるOSの選択

1) ybinの再実行

インストールCDの1枚目から起動して、「boot:」プロンプトが表示されたら次のように入力してください。

    linux root=/dev/<Linuxの/(ルート)パーティション>(Enter)

<Linuxの/(ルート)パーティション>は、たとえば、hda10やsda12といった名前です(前後の<>は不要)。Linuxが起動したら以下のybinを実行します。

    /usr/sbin/ybin(Enter)

2) ファームウェアのリセット

YDLのインストールの過程で、(YDL 2.2以前のバージョンでは求められていたように)10MBのBootstrapパーティションをMac OS(X)より後ろに作成した場合は、コンピュータを再起動して「Option」+「Apple(Command)」+「O」+「F」キーを同時に押してください。グレーか白の背景に黒い文字が出現したら、コマンドプロンプトで以下のように入力してください。

    printenv(Enter)
    (画面がスクロールしてコンピュータの設定情報が表示されます。)

    setenv boot-device hd:x,\\:tbxi (Enter)
    (起動デバイスの設定を変更します。hdはIDEのハードディスク、xはyabootが配置されているパーティションの番号です。)

    printenv(Enter)
    (起動デバイスが変更されたことを確認します。)

    boot(Enter)
    (画面が一瞬暗くブランクになった後、Linux、Mac OS、CDから起動するためのメニューが表示されます。)

この方法では起動デバイス以外の設定を変更しないように注意してください。もし、何かを変更してしまってどうすればよいか分からなくなったら、「PRAMクリア」を実行することによって工場出荷の状態に戻すことができます。コンピュータを再起動したら、すぐに「Option」+「Apple(Command)」+「P」+「R」キーを同時に押して、起動音が3回聞こえるまで待ってください。起動可能な一番先頭のパーティションからシステムが立ち上がります。

3) 「Option」キー起動によるOSの選択

最近のNew Worldマシンではマシンの電源投入時に「Option」キーを押しながら起動すると、起動したいOSを選択することができるグラフィカルインターフェースを備えています。この機能は1パーティションに1つのOSだけが存在していることが前提ですので、Mac OS 9とMac OS Xが1つのパーティションに同居している場合は、1つの選択肢しか表示されませんのでご注意ください。