ますます高性能になったデジタルカメラに対してPCは…

最近ではデジタル一眼の性能向上に伴って、ビデオカメラ顔負けの使い方もできるようになってきました(筆者も先日Canon EOS 7Dで風景を撮影してきました)。ミュージックビデオや映画の撮影に使われているという話も聞くほどです。また、プライベートでは結婚式や卒業式など、節目のイベントで活躍するシーンも増えてきたのではないでしょうか。

デジタル一眼で撮った写真や動画の編集作業は、もちろんノートパソコンでもできます。しかし、データ容量やマシンパワーに不安が残るのは否めません。そこで今回は、デジタル一眼で撮影した写真や動画を、素早く取り込んで編集できるPCを作ってみました。様々な記録媒体や編集ソフトウェアに対応できるようになっています。また、データのバックアップも考慮されています。カードメディアのアクセス性の良さと高速USB3.0接続で、写真をWebサイトに掲載したり、映像を動画サイトにアップロードするまでの時間を短縮できます。

システムの位置づけイメージ

マシン前面

マシン背面

主要スペック

主要スペックはこちらをクリックして下さい。特徴だけまとめると以下の3つです。

  1. 3.5GHz 4コア8スレッドCore i7、16GB DDR3-1600GHzメモリ、高速6Gb/s接続SSD搭載
  2. 編集したデータの格納領域は自由度の高い2TB HDD×2台構成(6Gb/s接続)
  3. Thunderboltを含む豊富なインターフェイスで、あらゆるメディアに対応

さらに高性能なマシンをご希望の方はこちら(ハイエンドモデル)

主な対応ソフトウェア

プロフェッショナル向けに使われている以下のソフトウェアで動作検証しました。
(いずれも64bit)

【動画編集】

  • Grass Valley EDIUS Pro 6.5
  • Adobe Premiere CS6
  • Adobe After Effects CS6
  • Avid Media Composer

【画像編集】

  • Adobe Photoshop CS6 Extended
  • Adobe Illustrator CS6
  • Adobe Fireworks CS6

どのあたりが良いところ?

やはりまず、

CFカードやSDカードを前面から”スッ”と挿せるところです!!

位置も高いところにあるため、机の横に置いて作業する場合、立ち上がらずにメディアを抜き挿しできます。しかも高速USB3.0接続なので、カードメディアの速度を十分に享受できます。カメラからカードを抜いて、そのままPCに直で挿す」という流れが自然なので、作業の妨げにもなりません。ここは筆者自身が使用してみて便利だなと感じるところでもあります。

撮影からデータ取り込みまでの動きとしてはこんな感じです。↓↓

さらに、

Thunderbolt、HDMI、eSATA、IEEE1394a(i.LINK)

など背面のポートも充実しています。LANポートも2口搭載しています。

そして幅広い用途で使えるよう、2TBのHDDを2台搭載しています。例えば、

RAID0(ストライピング)で高速な読み書きを実現したり、RAID1(ミラーリング)でデータを冗長化したりすることができます。

参考にそれぞれどのくらいの速度が出るのかベンチマークテストを実施してみました。
(標準ではRAID1構成を推奨します)

RAID0

RAID1

SSD(参考)

HDDとはいえ6Gb/s接続のため、最低限の速度は出ているようです。特に書き込みはRAID0の場合、SSDを上回る速度が出ています。RAID1でもSSDに迫る値です。

その他にも代表的なベンチマークで性能を評価してみた

有名どころで、Windows エクスペリエンス インデックス、CrystalMark 2004R3、CINEBENCH 11.5、3DMark 11を実施してみました。結果は以下のようになりました。

Windows エクスペリエンス インデックス 結果※プライマリハードディスク(SSD)は「7.5」となっていますが、インストール直後は「7.8

CrystalMark 2004R3 結果

CINEBENCH 11.5 CPU 結果

CINEBENCH 11.5 GPU 結果

3DMark 11 結果

画像/映像編集ソフトウェアの基盤として活躍します

Nikon D4/D800/D600やCanon EOS-1D X/5D Mark Ⅲ/6Dなどハイエンドのカメラを使って、サイズの大きなRAWデータを取り込む場合でもストレス無く使えると思います。
また、趣味やスポーツで撮った動画を自分なりにアレンジして、仲間にシェアしてみてはいかがでしょうか。今まで見落としていた新たな一面が見えてくるかもしれません。(筆者も撮影スキルや編集スキルを磨いていきたいと思います!)

★製品詳細

POWERSTEP Editor’s Edition プレゼンテーション(www.slideshare.netへ飛びます)

☆ご購入はこちらから!

2013/3/18(月)〜3/29(金)まで店頭デモを行います!
ご興味のある方は是非お気軽にお越しください。

2018/9/25 追記
弊社では、Thuderbolt3に対応したPCを以下のようにご用意しています。是非ご活用をご検討下さい。

POWERSTEP VESA T3(Intel NUC, VESAマウント)

POWERSTEP Cube(Cube型(ミドルタワーの半分の高さ)デスクトップ)

POWERSTEP Tower(タワー型デスクトップ)