場所を取らずに快適なデスクトップ環境を手に入れる

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最近ではノートパソコンやタブレットPCの性能がかなり上がってきて,デスクトップ顔負けのパフォーマンスが得られるようになりました。いざ今まで使っていたデスクトップPCを買い換えるとなると,そういったラインナップとの比較検討はかなり頭を悩ませると思います。また従来のタワー型のように大型のPCの場合,置き場所に困るということも多いのではないでしょうか。

PCの設置スペースを小さくして,同時にスペックを上げたいといった場合に,良い解決策はないものでしょうか。そういった場合におすすめなのがIntel NUC(Next Unit of Computing)です。

NUCは10cm×10cm程度の小型PCです。見た目は小さいですが,非常にパワフルで高速なストレージと組み合わせて使うと快適な作業環境を手に入れることができます。

この記事では,Intelの最新NUCである Intel® NUC Kit NUC5i3RYH を使って,その使い勝手を様々な角度から試してみました。大学の研究室のような限られたスペースで快適なデスクトップ環境を手に入れたいという実際にあった事例を参考にして、考えてみました。

狭い部屋には大きいものを置きたくない!

あっこれは筆者の個人的な感情ですが,同じように考えている方は少なくないと思います。限られたスペースで如何に快適なIT環境を構築するかは機器を選定する上でとても重要な位置を占めているのではないでしょうか。

大学の研究室では院生に一人一台のPCが割り当てられていることが多いと思いますが(筆者の身近ではそうです),場所を取らずにPCのスペックを上げられれば院生はかなり嬉しいはずです。研究室の予算は限られていますが,あまりお金をかけずにそれが実現できれば,データの解析や論文の執筆など,研究活動のスピードアップが期待できます。

「じゃあ,具体的にどうやったらそれができるの?」という声にお応えして,Intel NUCを使って快適な環境を手に入れるまでのシナリオを見てみましょう。

古くなったデスクトップPCをNUCに置き換える

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まずは設置スペースを小さくしましょう。NUCならそれができます。しかも今まで使っていたモニタ,マウス,キーボードはもちろんそのまま使えます。付属のVESAマウンタを使って,モニタの後ろにNUCをペタッとくっつけます。

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モニタの後ろ側を見ると,ピタッとくっついています。

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正面右側にある黄色いUSB端子(Lightningケーブルが挿さっているところ)が、スタンバイ状態などでも給電状態となる「充電可能ポート」になっています。

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有線LANポートもあります,無線LANアダプタは内部に標準搭載です。映像出力はMini HDMIとMini DisplayPortの2つです。デュアルディスプレイ環境も作れますね。

これで実質モニタを置くスペースだけでPCが設置できます。

細かいところでは,本体電源の取り回しやすさも見逃せません。延長タップで沢山の機械を使っていると,形状によっては隣の口を潰してしまうこともありますが,そういうことが起きないような形状になっています。

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VESAマウンタと電源コンセント。世界各国の規格に対応できます。

肝心の早さは…ベンチマークを取ってみた

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SSDの性能にもよりますが,かなり良い結果が出ています。特にM.2のSSDでは細かなデータ読み書きでもかなりの速度が出ているようです。M.2にOSを入れて,SATAをデータ領域として使うのが良さそうです。

実験に使ったNUCはi3のモデルなので,上位機種だともっと良い結果が出るかもしれません。

ストレージ2つでバックアップも安心

この大きさでM.2とSATAの2つのインターフェイスを使えるので,システム領域のバックアップを内部に作って,本体だけでバックアップが完結するようにもできます。

もちろんSATA側には大容量のHDDを入れて,コストを下げつつデータ領域を広めに取ることもできます。色々な使い方が考えられますね。

未検証ですが,SSD2つをRAID構成にして,USBポートに外付けHDDを繋げて使うなんてちょっと贅沢なこともできそうです。

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NUCのいいところを余すことなくお伝えしました。

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