Thunderbolt 3接続で3.5インチ/2.5インチのストレージを4台搭載可能、RAID構築が可能なストレージケースAKiTiO Thunder3 Quad Xが販売開始となりました!
今回のブログではこのAKiTiO Thunder3 Quad Xをご紹介させて頂きます。

Late 2016のMacBook Proから搭載され始め、現在ではiMacやWindows PCでも対応機種が続々と増えてきており注目の商品となっております!

AKiTiO Thunder3 Quad XはThunderbolt 3が2ポート、DisplayPort 1.2が1ポート搭載されたストレージケースです。

対応OSはmac OS 10.12.4以降、Windows 10となります。
3.5インチ及び2.5インチのストレージを4台まで搭載可能でOSのソフトウェアRAIDを使用してRAIDを組むことが可能です。

背面には大型のファンが取り付けられています。AKiTiO製品はどのモデルも静音性が高く、オフィスでの使用ではほとんどファンの音は気にならないレベルです。

2ポート取り付けられているThunderbolt3ポートはもちろんデイジーチェーン可能です。Thunderboltポートが1つしかないPCでも他のThunderbolt機器を接続が可能です。

また、Thunderbolt3ポートはUSB-Cポートとしても動作します。USBハブを接続すれば多数のUSB機器を接続可能となりますので、搭載されているディスプレイポートと合わせDock的な使用もできますね!

アミュレットにて販売しているAKiTiO製品に関しましては、対応OSでしっかり動くか検証した上販売しております。
2017年9月よりリリースされているmacOS High Sierra 10.13ではパーティションのシステムがアップデートされAPFSとなりました。そこでTime Machineの挙動が従来と変わった点がありましたのでお知らせさせて頂きます。

通常の使用では全く問題ありませんが、特に昔からのMacユーザーは内臓のストレージのパーティションを分割し、OSを使い分けて使用するといった場合もあるかもしれません。
その場合、macOS 10.12までのOS X 拡張(ジャーナリング)、とmac OS 10.13以降のAPFSが混在することとなります。アミュレット内での検証内ではこのようにパーティションのフォーマット形式が混在しているとTime Machineが正常に動作せずバックアップが行えないことが確認されました。

使用するアプリケーションの対応など以前のOSは残したまま、最新のOSも入れる、といった使用方法でなおかつTime Machineを使うといった方は注意が必要かもしれません。

※2017年10月時点での検証結果ですので今後正式に対応する可能性ございます。正式な情報に関しましてはAppleサポートにお問い合わせ下さい。

ストレージを取り付けてみる

AKiTiO Thunder3 Quad Xにストレージを取り付けてみました。
同型のThunderbolt2対応モデル、AKiTiO Thunder2 Quadと比べ全面グリルの取り外しがかんたんになりました。

全面、下方の「PUSH ME」と記載されているシールの部分を押し込むと前側にグリルが倒れます。

 

取り付けられているトレイのネジを回し、前に引き出します。

トレイにストレージを取り付けてネジで固定し、元あったスロットへトレイを戻します。
なお、付属しているネジに関しましては3.5インチ用と2.5インチ用で別のネジになっております。アミュレットより出荷のAKiTiO Thunder3 Quad Xに関してはネジをそれぞれ分けてありますので、お使いになるディスクに合ったものを取り付けて下さい!

ベンチマークを取ってみた

今回もMacとWindowsでベンチマーク測定を行いました。

MacBook Pro 13インチモデル(Late 2016)
CPU:Core i5 2.9GHz
メモリ:8GB
OS:macOS Sierra 10.13

Samsung 850EVO 250GB x 4
RAID 0設定

Mac AJA System Test Lite
バージョン:12.4.3
ベンチマーク設定:Resolution:5120×2700 5K RED、Test File Size:4GB

Windows 10 Home
GIGABYTE GA-Z170X-UD5 TH
CPU Intel Core i5-6400 2.70GHz
メモリ 16GB

MacとWindowsほぼ同じスコアが出ており、シーケンシャルでRead 1400MB/s以上、Write 1200MB/s以上と大変高速な結果となっています。

これなら4kビデオ編集など高速な読み書きが必要な場合に最適ですね!

ハードディスクでも検証を行ってみました。

WD6001FZW x  2、WD6002FZW x  2、6TBx4
RAID 0設定

シーケンシャルでRead 894MB/s、Write 865MB/sという結果となりました。
SSDが1本でだいたい読み書き400MB/sとなりますので、24TBという膨大な容量でスピードはその倍と考えると費用対効果はなかなか大きいものとなりますね!

メディアの高解像度や高音質化にともないストレージに必要な容量、スピードは大きくなってきています。
普段お使いの外付けストレージだと満足ができなくなってきている場合、高速なインターフェイスと4台のストレージが取り付け可能なこのAKiTiO Thunder3 Quad Xは大変オススメの製品となっております。

また、Thunderbolt機器やディスプレイも接続できますので据え置きのDockとして大変便利な製品となっており、ご家庭での使用からプロ用途まで幅広くお使い頂ける商品となっております!

AKiTiO Thunder3 Quad X   ¥54,900
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