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24時間365日の継続運転と機器の整頓を実現

株式会社F社様

1. お客様概要

F社様は、技術情報の提供をおこなっているエンジニアリング会社です。

2. 導入の背景

F社様にて、老朽化している既存サーバ群を仮想サーバへリプレースと考えおり、 仮想サーバに対応しているUPSを探されていました。当時Citrix社の動作確認済み紹介サイト (http://www.citrix.co.jp/cgibin/application.cgi)で、 唯一XenServer対応製品となるサンケン電気株式会社製UPSの情報を検証しました私どもへお問い合わせをいただいたのが、 本案件スタートのきっかけとなります。

3. システムの位置づけ

老朽化している既存下記サーバを、2台のXenServerへ集約し、社内向けのサービスを提供します。
サービス提供は、XenServerとなりますが、その上で稼動している仮想OSのイメージデータは、 ネットワークストレージ上に置かれます。

・ 業務管理系サーバ
・ 人事管理系サーバ
・ データベースサーバ
・ ドメインコントローラ
・ ファイルサーバ
・ プリンタサーバ

4. 各サーバの役割

既存サーバを、2台のXenServerへ集約します。仮想OSイメージは、ネットワークストレージ上にあり、 XenServerのCPU、メモリリソースを使用して稼動します。

XenServer(稼動系1)

下記構成により、抜群のパフォーマンスと、耐障害性を確保しております。
ハードウェアは、最新のHP社 DL360 G7 OSは、XenServerのEmbedded版を、 内蔵したUSBメモリから起動

XenServer(稼動系2)

下記構成により、抜群のパフォーマンスと、耐障害性を確保しております。
ハードウェアは、最新のHP社 DL360 G7 OSは、XenServer のEmbedded版を、 内蔵したUSBメモリから起動

ネットワークストレージ(稼動系)

OSは、オープンソースベースのNAS/SANソフトウェアであるopenfilerを使用することで、高いコストパフォーマンスを確保し、 また、下記待機系と冗長化を組むことでハードウェア障害に対するサービス維持にも貢献しております。
ネットワークストレージ(待機系)OSは、オープンソースベースのNAS/SANソフトウェアであるopenfilerを使用することで、 高いコストパフォーマンスを確保し、また、上記稼働系と冗長化を組むことでハードウェア障害に対するサービス維持にも貢献しております。
UPS上記XenServer x 2台と、ネットワークストレージ x 2台を、すべて1台のUPSから管理し、 一次側入力電源に不具合があった際には、UPSからのシャットダウン信号にて、安全にシステムを停止します。

 

5. 構成設計にあたって

旧式化したサーバのリプレースに際して、下記3点を重点的に考慮した結果、今回の構成に達しました。
増大したServerを統合しServer室の有効活用と省エネルギーを実施する。
最新プラットフォームで仮想環境を構築することにより、既存の物理Serverの老朽化を解消する。
仮想化により、ServerのDown危険性を物理環境よりも小さくする。

6. 主な技術

サーバ仮想化
物理サーバを複数の仮想的なサーバに分割し、それぞれに別のOSを動作させる技術。
CPUやメモリ、ディスクをまとめて仮想的に複数の領域に分割し、それぞれがあたかも1台のサーバであるかのように振る舞い、異なるOSを1台の物理サーバ上で同時に実行できる。複数の物理サーバを稼動する場合に比べ、Server室の有効活用と省エネルギーなど管理コストの削減が可能で、サーバリソースを需要に応じて柔軟に配分することができる。

IP-SAN
SANとは、サーバー毎に分散していたストレージをまとめることで、管理コストの削減、耐障害性を高めることが出来るが、従来はファーバーチャネルを使用していたため、導入コストがネックとなっていた。
そこで、安価なイーサネットをストレージ・ネットワークの接続インターフェイスに使用することで、導入コストを軽減するだけでなく、既存のネットワーク技術の流用も可能である。

フェールオーバクラスタ
クラスタリングとは、似たような構成のマシンを複数 用意し、1台のときよりも処理スピードや信頼性を向上させる技術です。
フェールオーバクラスタとは、複数のマシンを外部から見た時に1台のマシンに見えるように組立て、障害時にサーバの自動切替をする仕組みを用意することにより、障害があっても動き続けることで、信頼性を向上させる技術です。

7. お客様が選んだ理由

1) 複数台に分散していた物理サーバの統合
複数台のサーバを2台の仮想サーバへ集約することにより障害がおきる可能性が減り、サーバの管理コストの削減、サーバリソースの有効活用が可能となることが、選定理由の一つです。

2) ネットワークストレージのフェイルオークラスタ化
ネットワークストレージをフェールオーバクラスタで構成することにより、ハードウェア障害に対するサービス停止の可能性を大幅に削減できることが、選定理由の一つです。

3) UPS管理
停電など一次側電源障害に対して、UPSを導入することで、ServerのDown危険 性を物理環境よりも小さく出来ることが、選定理由の一つです。

8. 導入にあたって

8.1 構築体制
機器本体のご購入は、直接お客様にて行われたため、現地での検証、構築対応となりましたが、 都度お客様とミーティングを行い関係者同士での情報共有を行い、問題解決に努めました。

8.2 アフターフォロー体制
ハードウェアは直接お客様にてご購入されたため、保守についてはお客様ご自身でご担当されますが、Openfilerのフェイルオーバ機能や操作方法など、Q&Aにつきましては、アミュレットにて対応いたします。

9. 導入後の成果と今後の取り組み

管理担当者のサポート負荷が下がることで、人的リソースの有効活用が行えるようになりました。
老朽化したサーバを、仮想サーバ上で継続稼動することで、サポート切れのサーバの延命を実現しました。
対象サーバのシステム監視を実施することで、不具合発生時における迅速な対応が可能となりました。