本製品は最新の第12世代 Intel® Core™プロセッサに対応したZ690チップセットを搭載し、筐体サイズをミドルタワーの半分（222 mm(W)ｘ276 mm(D)ｘ176 mm(H)）に収めたキューブ型PCです。省スペースでありながらタワー型PCと同等のCPUを搭載できるため高い基本性能を発揮します。CPUのアップグレード、ストレージやメモリの増設、RAIDによる冗長化などのオプションにより快適で安心な業務環境を支えます。
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製品特徴
省スペースなキューブ型の筐体
筐体サイズは一般的なミドルタワー型のおよそ半分（222 mm(W)ｘ276 mm(D)ｘ176 mm(H)）の省スペースなキューブ型の筐体を採用しました。小さなスペースでも設置できるので邪魔になりません。また、バックアップ用にもう1台設置したい場合や、故障など万が一に備えてリカバリー用の予備機を用意しておきたい場合など、ミドルタワー型の収容スペースに本製品を2台収容して運用することも可能です。
高い基本性能
筐体サイズを小さくするためにMini-ITXサイズのマザーボードを使用していますが、他の一般的なデスクトップPCと同等のパーツを搭載することができるため性能は劣りません。メモリは定格でDDR4 3200 MHzに対応しています。M.2 NVMe SSDを2つ、SATAストレージは最大4台まで搭載できるため、用途別の使い分けやRAIDを構築しての利用も可能です。また無線LANは次世代のWi-Fi 6に対応しています。Wi-Fi 6は従来の規格に比べて通信速度が速く、低遅延で安定しているのが特徴です。有線LANは一般的な速度である1 GbpsのLANポートとより高速な2.5 Gbpsに対応したLANポートを1つずつ搭載しています。
PCIe 5.0スロットを搭載
Intelでは第12世代CPUからPCIe 5.0に対応しましたが、本製品もPCIe 5.0スロットを一つ搭載しています。PCIe 5.0は従来のPCIe 4.0に比べて転送速度が2倍になっています。お好きなPCIe機器をご使用いただけるのはもちろんのこと、BTOではPCIeに対応したストレージとネットワークカードをご用意しています。
標準構成
| 基本仕様 | 備考 | |
| 型番 | AMU-PS-CUBE | |
| CPU | 6コア12スレッド Intel Core i5-12600 3.30 GHz | 第12世代Intel Coreプロセッサ(第12世代Intel Core i3, i7 プロセッサ選択可能) |
| チップセット | Intel Z690 チップセット | ASRock Z690M-ITX/ax |
| メモリ | 32 GB DDR4 3200 MHz (2x 16 GB) | 最大64 GB(2 × 32 GB) |
| ストレージ | 1 × 500 GB M.2 SSD ／ 1 × 光学ドライブ | 4 × SATA3 6 Gbp/sコネクタ（1ポート使用済み），2 × M.2ソケット（1ポート使用済み）／ 1 × 2.5インチベイ（空き），1 × 3.5インチベイ（空き） |
| グラフィックス | Intel UHD Graphics 770 | |
| ネットワーク | 1 × 2.5 Gigabit Ethernet ／ 1 × Gigabit Ethernet ／ 1 × IEEE 802.11a/b/g/n/ax | |
| 拡張スロット | 1 x PCIe 5.0 x16 スロット / 1 x 垂直 M.2 ソケット (Key E) | 1つのx16スロットを２つのx8スロットに拡張するPCIeライザーカードに対応 |
| 拡張ベイ | 1× 2.5インチ ／ 1× 3.5インチ | |
| インターフェース （フロント） | 2 ｘ USB 3.2 Gen2 Type-A ／ マイク ／ ヘッドフォン | |
| インターフェース （リア） | 4 x USB 3.2 Gen2 ポート ／ 1 x USB 3.2 Gen2x2 Type-C ポート ／ 2 x USB 2.0 ポート ／ 1 x HDMI ポート ／1 x DisplayPort 1.4 ／ 2 ｘ アンテナポート ／1 ｘ HDオーディオジャック／1 x SPDIF 光出力コネクタポート | |
| 消費電力 | 450 W 80Plus GOLD 認証電源搭載 | |
| 電源取得規格 | 80PLUS／RoHS対応 | |
| 使用環境温度 | 0 ℃〜35 ℃ | ただし結露なきこと |
| サイズ | 222 mm(W)ｘ276 mm(D)ｘ176 mm(H) | ミドルタワー型の約半分のサイズ |
| 重量 | 約5 kg | |
| 付属品 | 電源ケーブル／アミュレット保証書 | |
| オプション | ||
| サポート | センドバック1年間 | |
| 対応OS | Rocky Linux 8.6, Ubuntu 22.04 LTS 日本語Remix, Windows10 21H2, Windows 11 Pro Workstation |
オプション
- Core i7-12700(第12世代12コア20スレッド)、Core i9-12900(第12世代16コア24スレッド）へ変更可能。
- 最大64 GBメモリ（32 GB ×２）
- 10 Gbit LANポートを一つ追加可能（追加PCIeスロットを活用）
- 各種SATAストレージを搭載可能
ストレージは、標準構成では空きスロット2台となりますが、構成を見直すことにより、SATA 2.5インチドライブを3台を搭載可能です。
SSDを複数台搭載希望のお客様は見積依頼の「備考・コメント」欄に記載をお願いいたします。 - PCIe M.2 SSD，M.2 NVMe SSD搭載可能
- PCIe NVMeストレージやグラフィックカードを搭載可能
ユーザ事例（過去のモデルも含む）
＜某大学 情報系研究室＞
ある情報系研究室では小型ながらある程度の処理能力を持ち、Ubuntu 20.04でThunderbolt 3ポートが使用できるマシンを必要としていました。そんな中、アミュレット がUbuntu 20.04でThunderbolt 3ポートでの動作報告をブログや公式ページで行なっていることがわかり、導入を検討していただきました。要求仕様に合わせてCPUをIntel Core i9-10900へアップグレードし、メモリはマザーボード（Z490 Phantom GAMING-ITX/TB3）に搭載できる最大容量である64 GB搭載しました。検証機で導入を予定しているAKiTiO Thunder3 RAID Stationでの動作確認を踏まえて、導入を決定していただきました。現在ではオープンソースソフトウェアの各種ツールを使いながら、実験に活用していただいております。
特定のOSやパーツの動作検証など、弊社でできる範囲であれば対応いたしますので、ご希望があればお気軽に「備考・コメント」欄にご記入ください。
AKiTiO Thunder3 RAID StationがThunderbolt機器として検証機上のUbuntu20.04上で認識されている
ブログ記事紹介
- POWERSTEP Cube関連記事はアミュレット公式ブログでも紹介しています。
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