少し前の世代のMacに採用されているFireWire。その世代のMacをお使いのユーザの皆様からFireWire 800 & USB 3.0対応外付けハードディスクケースRebDrive FireWire はご好評をいただいておりましたが、残念ながら生産終了。「次のFireWire対応製品を!」と数多くのリクエストをいただいておりましたが、、、

お待たせいたしました。インターフェースとしてはRebDrive FireWireのFIreWire/USB対応を引き継いだFireWire 800&USB 3.1 Gen 1対応外付けハードディスクケース「OWC Mercury On-The-Go Pro」を2020年2月18日(火)より販売開始いたしました。

今回のブログではこのOWC Mercury On-The-Go Proをご紹介をいたします!

OWC Mercury On-The-Go Pro 概要

OWC Mercury On-The-Go Proは、FireWire 800およびUSB 3.1 Gen 1(USB 3.0および2.0対応)の接続ポートを搭載した、2.5インチ シリアルATA ハードディスクまたはSSDを装着することのできるHDD/SSDケースです。

中に装着した2.5インチSATAデバイスが見られるように本体は透明な樹脂で成形されています。外形寸法は幅89mm x 高さ25mm x 奥行140mmと非常にコンパクト。FireWireまたはUSBポートからのバスパワー給電により動作可能ですから持ち運びの便利なポータブルHDD/SSDケースとしてご利用いただけます。

コネクターパネルは、 左からUSB 3.1 Gen 1(Micro-B)ポート、FireWire800ポートが2つ 、電力不足やFireWireのデイジーチェーンの際に使用する電源入力端子(外部電源アダプターは別売りです。)、電源スイッチの順に並んでいます。

対応OSは、Macは OS X Yosemite 10.10以降、WindowsはWindows10以降に対応しており、MacおよびWindowsパソコンでお使いいただけます。

またMacでは、FireWire/USB接続の起動ドライブとして利用することもできますし、Time Machineのバックアップドライブとしてもご利用できます。
※macOS Catalina 10.15以降では、FireWire接続での起動ドライブは対応しておりません。

付属品はFireWire 800ケーブル、USB 3.0 ケーブル(Type A to Micro-B)、キャリングケースのほか、なんとUSB変換コネクター(Type A to Type C)が付属されています。最近はMacbook Proをはじめ Type C ポートしかないパソコンも増えてきましたから、接続のためにわざわざ購入する必要もありません。うれしい配慮ですね。

USB変換アダプタ

OWC Mercury On-The-Go Proを使ってみた

OWC Mercury On-The-Go Pro には、12.5mm厚までの2.5インチ SATA HDD/SSD が取り付け可能です。

HDD/SSDの取り付けですが、詳しい取付手順については取扱説明書および補足説明書をご覧ください。
注意する点が一つあります。それは最後に取り付けるコネクターカバーです。はめ込むとかなり奥の方へ入ります。一度はめ込んだカバーはなかなか引き抜くことができません。強引に引き抜こうとすると破損しかねませんから、HDD/SSDを入れ替える時には無理せずにゆっくり少しずつずらしながら引き抜いてください。

カバーの注意

OWC Mercury On-The-Go Proの性能

今回はOWC Mercury On-The-Go Pro に2.5インチ SATA SSD(Crucial MX500 500GB)を取り付けて、ベンチマークテストで性能を確認してみました。

まず、Macでのベンチマークテストです。動作確認のために接続したパソコンはFireWire、USBポートを持つMacbook Pro (15-inch, Mid 2012)、CPUがintel Core i7 2.3GHz クアッドコアのモデルです。OSはmacOS 10.15.3、ベンチマークソフトは、「AJA System Test Lite 12.4.3」を使いました。
最初はUSB接続での計測です。

ベンチマーク読み出し 420MB/S、書き込み340MB/SとSSDならではのスコアです。

FireWire接続でのベンチマークテストの結果は、FWベンチマークと読み出し80MB/s、書き込み58MB/sとなりました。FireWire 800の仕様は通信速度800Mbps(理論値)ですから80MB/s台はベストに近いスコアではないでしょうか。

次にWindowsでのベンチマークです。Windowsパソコンは HP Spectre x360 13(intel Core i5 /メモリ:8GB) 、ベンチマークソフトは「CrystalDiskMark 7.0.0」です。接続はUSB接続です。

Windowsベンチマーク

こちらもSSDならではのいいスコアです。

*Windows 10 バージョン 1809以降では、デバイスマネージャの「OWC On-The-Go Pro SCSI Disk Device」のプロパティのタグ「ポリシー」で、デフォルトで書き込みキャッシュが無効になっています。無効のままですとSSDの本来の性能が得られません。下図のように「高パフォーマンス」と「デバイスの書き込みキャッシュを有効にする」をオンにしてください。

On_The_Goプロパティ

いかがでしょうか。ポータブルならではの機動性もありますし、少し前の世代のMacではメジャーなインターフェースであったFireWireでの接続もでき、USB接続でもType C への変換アダプターが付属していますので、古いMacから最新Macへのデータ移動などもOWC Mercury On-The-Go Pro 1台で簡単にできます。様々な世代のMacおよびWindowsパソコンで様々なご用途にお使いいただける商品となっています。

ご興味ご関心のありましたらお気軽にお問い合わせ下さい!

OWC Mercury On-The-Go Pro        ¥8,000(税込)
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