Mac/Windowsに対応したThunderbolt 3 対応4ベイ2.5インチドライブケースOWC ThunderBay 4 mini(Thunderbolt 3)が2020年4月17日(金)より販売開始となります。

今回のブログでは、このOWC ThunderBay 4 mini(Thunderbolt 3)をご紹介をいたします!

OWC ThunderBay 4 mini(Thunderbolt 3) 概要

OWC ThunderBay 4 mini(Thunderbolt 3)はThundebolt 3ポートを持つWindowsパソコン、Macintoshに接続できる4ベイ2.5インチドライブケースです。OSはWindows10、macOS 10.13以降に対応。複数ドライブを組み合わせるRAID機能を活用することにより、高速性、信頼性、可用性を実現可能なドライブケースです。

Thunderbolt 3 対応4ベイ2.5インチドライブケースとしてご好評を頂いていた AKiTiO Thunder3 Quad miniの実質的な後継機種となります。(注:AKiTiOは2019年にOWCの傘下となったため、今後AKiTiOブランド製品やその後継となる製品はOWCからリリースされます。)

まずは外観から見ていきましょう。2.5インチドライブを4台まで搭載可能なケースですが、外形寸法は幅96mm x 高さ117mm x 奥行191mmと非常にコンパクト。サイズとしてはAKiTiO Thunder3 Quad miniとほぼ同じです。アルミ合金の本体の色がシルバーからブラックに変わりました。

また、搭載したデバイスが不用意に抜き取られないように前面パネルにキーロック機構を装着しています。(鍵は紛失されないようご注意ください。)

背面はどうでしょうか。

背面はThunderbolt 3ポート2つと電源ポート、セキュリティースロットのみとなりました。冷却ファンのスイッチとDisplayPortがなくなりました。DisplayPortがなくなってしまったのは残念ですね。

2つのThunderbolt 3ポートはデイジーチェーンで他のThunderbolt 3 機器に接続できますし、USBマウスやキーボード等のUSB機器を接続することができます。(注:すべてのUSB機器の動作を保証するものではありません。)
また、USB PD対応していますので15Wの電力を供給することができます。

次に内部をのぞいてみましょう。4つあるベイが横置きから縦置きに変わりました。この4ベイにはそれぞれ15.5mm厚までの2.5インチ SATAドライブ が取り付け可能です。ということは15.5mm厚の5TBのHDDを4台搭載してRAID 0を構築すれば、20TBの大容量ストレージが実現できます。

macOS向けRAID構築アプリケーション「SoftRAID XT」/ 「SoftRAID Lite XT」

OWC ThunderBay 4 mini(Thunderbolt 3)に搭載された複数ドライブをmacOSとWindowsで提供されるソフトウェアRAID機能を利用してをRAID化することも可能ですが、OWC ThunderBay 4 mini(Thunderbolt 3)にはmacOS向けRAID構築アプリケーション「SoftRAID XT」(RAID 0,1,4,5,1+0 対応)または「SoftRAID Lite XT」(RAID 0,1 対応)のどちらかのライセンスが製品のグレードによって付属されています。
このmacOS向けRAID構築アプリケーション「SoftRAID XT」/「SoftRAID  Lite XT」はmacOSで提供されているソフトウェアRAID機能と比較するとストライピング(RAID 0)やミラーリング(RAID 1)といったRAIDを容易に構築することができるだけでなく、ディスクテスト機能や不良箇所を早期に検出できる監視機能を持つなどの優れたアプリケーションです。

さらに「SoftRAID XT」ではmacOSでも提供されているストライピング(RAID 0)やミラーリング(RAID 1)だけでなく、パリティ付ストライピング(RAID 4,RAID 5)、RAID 1とRAID 0を組み合わせたRAID 1+0といった各種RAIDが構築可能となっているほか、ディスクの監視機能だけでなくディスクエラーが発生した際にリアルタイムに電子メール通知をする機能も組み込まれていて、ユーザーはデータを保護するための迅速なアクションを実行することができます。

OWC ThunderBay 4 mini(Thunderbolt 3)を使ってみた

OWC ThunderBay 4 mini(Thuderbolt 3) に2.5インチ SATA SSD(Crucial MX500 500GB)4台を取り付けて、ベンチマークテストで性能を確認してみました。

まず、Macでのベンチマークテストです。動作確認のために接続したパソコンはMacbook Pro (15-inch, 2018)、CPUがintel Core i7 2.2GHz 6コアのモデルです。OSはmacOS 10.14.6、ベンチマークソフトは、「AJA System Test Lite 12.4.3」を使いました。OWC ThunderBay 4 mini(Thuderbolt 3)に付属されている「SoftRAID XT」を組み込んでの計測です。
最初は4台構成のRAID 0での計測です。次に4台構成のRAID 5での計測です。Non-RAIDでのSSDのスピードは読出 530MB/S、書込490MB/S程度でしたので、RAID 0の速度は満足のいく数字ですし、RAID 5の書き込みの速度は遅いようですが、ソフトウェアRAIDであることやRAID 5ならではの冗長性を考えると満足のいくものではないでしょうか。

次にWindowsでのベンチマークです。パソコンは HP Spectre x360 13(intel Core i5 /メモリ:8GB) 、Thunderbolt 3 ポートが搭載されたWindowsノートパソコンです。またベンチマークソフトは「CrystalDiskMark 7.0.0」です。 Windowsで標準で提供される「記憶域スペース/記憶域プール」の4台構成からなる「パリティ」(RAID 5に相似)を指定したストレージの速度を計測してみました

 

こちらも書き込み速度が遅いですが、冗長性や読み込み速度を満足のいく結果ではないでしょうか。

*Windows 10 バージョン 1809以降では、デバイスマネージャの「xxxxx」(”xxxxx”はOWC ThunderBay 4 mini(Thuderbolt 3)に装着したデバイス名)のプロパティのタグ「ポリシー」で、デフォルトで書き込みキャッシュが無効になっています。無効のままですとSSDの本来の性能が得られません。下図のように「高パフォーマンス」と「デバイスの書き込みキャッシュを有効にする」をオンにしてください。

 

いかがでしょうか。小型ながら大容量のデータの収容を可能とし、各種ソフトウェアRAID機能を使って、高速性、信頼性、可用性を実現しているOWC ThunderBay 4 mini(Thuderbolt 3) 。デジタルビデオ映像素材の編集・保存用ストレージ、大容量データのバックアップ・デュプリケート環境などなど様々なご用途にお使いいただける商品となっています。

ご興味ご関心のありましたらお気軽にお問い合わせ下さい!

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