弊社では、組込むグラフィックボードに合わせて3タイプのThunderbolt 3対応 グラフィックボード専用 外付け拡張ボックス(以下 eGPUボックス)(AKiTiO Node Titan、SPARKLE TBX-240FU、SPARKLE Studio-G 750)を取り扱っています。中でもSPARKLE TBX-240FUは省スペース eGPUボックス として大変好評を得ています。
当ブログでは、SPARKLE TBX-240FUにグラフィックボードSPARKLE製のRTX3050を組み込んだテストを以前に紹介させていただきましたが、今回は最新グラフィックボードRTX50シリーズの中から INNO3D® GeForce RTX™ 5050 COMPACTとZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLOを用意して、SPARKLE TBX-240FUに組み込んでテストを実施いたしましたので、ご報告いたします。
なお、INNO3D® GeForce RTX™ 5050 COMPACT につきましては株式会社 エルザ ジャパン様のご厚意により検証ボードをお借りすることができました。この場を借りて御礼申し上げます。
SPARKLE TBX-240FUに組込み可能なグラフィックボード
まずは、SPARKLE TBX-240FU(以下TBX-240FU)に組み込むグラフィックボードについて説明します。TBX-240FUは省スペースが利点ですが、物理的な制限により組み込むグラフィックボードが限定されてしまいます。組み込み可能なグラフィックボードのサイズは175mm x 131mm x 38mm、2スロット占有タイプまでです。一般的なグラフィックボードと比較してもコンパクトなボードしか取り付けることができません。(写真)
今回、テストに使用したZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO(以下RTX5050 SOLO)のサイズは164.5mm x 111.2mm x 36.4mmと問題ありませんが、INNO3D® GeForce RTX™ 5050 COMPACT」(以下RTX5050 COMPACT)は 148mm×118mm×41mmと厚さがオーバーしています。前回テストしたグラフィックボードSPARKLE RTX3050(以下RTX3050)を実測すると175mm x 110mm x 42mm! ならばRTX5050 COMPACTもいけるのではないかと試しに装着してみましたら、写真のように冷却ファンとの間隔がギリギリで装着できました。(今回は組込み可能条件よりも幅が若干上回ったサイズのボードを組み込むことができましたが、グラフィックボードに搭載されたヒートシンクおよびファンのサイズおよび形状によっては、条件を満たすものでも取り付けできない場合があります。十分にご確認していただいた上でボードをお選びください。)
ベンチマークの結果
それでは、ベンチマークの結果の報告へ参ります。
今回の検証に準備したパソコンは、lenovoの「ThinkPad T14 Gen 4」です。主なスペックは、以下のとおりです。
CPU:13th Gen Intel Core i5-1335U 1.30GHz
メモリ:16 GB DDR5-5600MHz (オンボード)
SSD:256 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe (OPAL対応)
OS:Windows 11 Home 64bit version 24H2
最初の結果報告は、アミュレットのベンチマークでは定番のFF14「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」から。まずは4K解像度(3840 x 2160)のフルスクリーン、デスクトップ向け最高品質で実行しました。上からRTX 5050 COMPACT、RTX5050 SOLO、RTX 3050で実行した結果です。
RTX3050ではさすがに4K映像は処理が重いようで「やや快適」でしたが、今回のRTX5050 COMPACT、RTX5050 SOLOでは「快適」になりました。
次に、解像度をフルHD(1920×1080)へ、設定画質は最高画質のままで実行してみました。
実行結果は次のとおりで、上からRTX 5050 COMPACT、RTX5050 SOLO、RTX 3050の順です。
おお! RTX5050 SOLO、RTX5050 COMPACTともに「とても快適」、RTX3050が「快適」となり、解像度がフルHDならばRTX3050でも快適に遊べそうですね。
ThinkPad T14 Gen4のオンボードグラフィックス(INTEL UHD Graphics)では最高画質の設定にすると、フルHDで「設定変更を推奨」、4Kに至っては「動作困難」でしたので、外付けeGPUボックスを接続すれば、オンボードグラフィックで遊ぶより快適にフルHDのゲームが遊べるようになるということですね。
最後の結果報告は、DirectX 12環境下でのパフォーマンスを3DMark Time Spy Extreme (4K解像度)で確認しています。
上から順番にRTX5050、RTX5050 Compact、RTX3050の結果です。
3DMark Time Spy Extremeのスコアは4000台になり、RTX3050から150%アップです。RTX3050もRTX5050もグラフィックボードとしてはエントリークラスのボードですが、世代の違いによるグラフィック性能の進化はすごいですね。
このように、より性能が向上したグラフィックボードが登場した場合、その性能が向上したボードへ交換することが可能である点もTBX-240FUの利点の一つです。
薄型ビジネスノートPCやミニPC、そして省スペースのSPARKLE TBX-240FUの組み合わせならば、机上をちょっと占拠されるだけでゲーミングパソコンとして利用することが可能になります。普段はビジネスユースで、ちょっと気が向いた時に簡単なゲームをしたいみたいユーザの方に、ぜひ、ご利用をおすすめします。
お得なキャンペーン、期間延長!
さて、今回ご紹介した SPARKLE TBX-240FU単体モデルとSPARKLE TBX-240FUにグラフィックボードSPARKLE RTX3050を組み込んだモデルをお求めやすい価格でオンラインショッピングにて販売中です。 こちらの販売価格、9月30日までの期間限定のキャンペーン特別価格でしたが、10月31日まで期間延長することが決定いたしました!
特にSPARKLE RTX3050を組み込んだモデルは、ボードを組み込む作業が不要で商品の到着後すぐに利用することができる上、大変お得な特別価格となっています。
Thunderbolt 3対応 グラフィックボード専用 外付け拡張ボックス SPARKLE TBX-240FU 50,800円 (税込)
SPARKLE TBX-240FU グラフィックボードセット GeForce RTX 3050 75,800円 (税込)
また、小規模オフィスなどで複数台必要な場合には、さらにお得な2台セットもご用意しております。
Thunderbolt 3対応 グラフィックボード専用 外付け拡張ボックス SPARKLE TBX-240FU 2台セット 100,000円 (税込)
SPARKLE TBX-240FU グラフィックボードセット GeForce RTX 3050 2台セット 150,000円 (税込)
いずれの商品も 数量限定の商品となっております。お早めにお求めください。