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Lin4Neuro プリインストール機器

「Lin4Neuro」プリインストール機器

「Lin4Neuro」開発者の根本清貴先生の監修のもと、脳科学に携わる研究者・学生向けに開発された脳画像解析専用Linux「Lin4Neuro 日本語版」をプリインストールしたデスクトップPCシリーズです。

普段から使い慣れていないとLinuxのインストール作業等に苦労しますが、本シリーズ製品は脳画像解析に特化したLinuxと解析用ソフトウェアが最初からインストールされております。
このため「ボタンを押したらすぐに脳画像解析を始めることができる」という「Lin4Neuro」の開発コンセプトを実践できます。

本シリーズの機器はすべて出荷前にベンチマークを取得し、動作確認を行っております。

【Lin4Neuro(リンフォーニューロ)】
脳画像解析を行う研究者、実務家のためのオープンソース・ソフトウェアパッケージです。Ubuntuをベースに画像解析に必要なソフトウェアツールを集めています。K-LabがLinuxディストリビューションとして配布しています。配布形式にはVirtualBoxで動作する仮想アプライアンスとISOイメージがあります。
【参考】Lin4Neuro日本語版 Webサイト

 目次

製品特徴

1.Lin4Neuro日本語版 プリインストール済み

本製品は脳画像解析専用OS「Lin4Neuro日本語版」がすでにインストールされています。ユーザー自身でOSインストール作業を行う必要がなく、脳画像解析に必須なソフトウェアが予め準備されています。

画像のように、最初からメニューに「脳画像解析」という項目が用意されており、電源を入れればすぐに解析作業ができるようになっています。

また、「Lin4Neuro日本語版」はLinuxの一種である「Ubuntu」を元に開発されていますが、「Ubuntu」に不慣れな方でも電源を入れれば解析作業ができるように設計されています。

【Linux(リナックス)】
Windows11やMacOS等と同様に、パソコンを動かすのに必要なOS(オペレーションシステム)の一種です。無償で利用でき、カスタマイズも自由にできるという特徴があります。主に業務用サーバーやシステム開発・構築などに利用されることが多く、日本の自治体や官公庁、NASAやアメリカ国防総省などでも導入されています。

2.再配布可能なオープンソース・ソフトウェアを無償で提供

弊社ではオープンソースの精神を尊重し、Lin4Neuroおよびそれに付随するオープンソース・ソフトウェアは商品価格に反映されていません。販売価格は、あくまで本製品に搭載されるハードウェア本体の価格と、Lin4Neuroをインストールするための作業費のみの価格となります。

3.セキュリティソフトも標準でインストール済み

近年Linuxの利用者が増え、それに伴いLinuxを対象としたマルウェアも増加傾向にあります。

本シリーズ製品はLinuxの定番ウイルスソフトとして、長年多くのLinuxユーザーに使用されている「ClamAV」が標準でインストールされています。

主な用途

脳科学に携わる研究者・学生の脳画像解析に

製品ラインナップ

各製品ページから見積依頼・ご注文が可能です。

Lin4Neuro Professional Model

※旧名称「POWERSTEP Tower for Lin4Neuro」

GPU搭載・高性能ミドルタワー型デスクトップPC

<特徴>
・標準構成でGPU搭載
・解析処理の時間短縮
・拡張性が高い

Lin4Neuro Starter Model

VESA規格対応・片手で持てる小型デスクトップPC

<特徴>
・小型のため設置場所をとらない
・VESA規格対応ディスプレイの背面に設置できる
・脳画像解析入門者におすすめ

ソフトウェアパッケージ一覧

2023年9月時点でLin4Neuroにパッケージされているソフトウェア一覧です。予告なく変更することがございます。

Lin4Neuroにプリインストールされているソフトウェア


ANTs
c3d
dcm2niix
mango
MRIcroGL
MRIcroN
MRtrix3
Surf-Ice
Talairach Daemon
Virtual MRI

GPUの性能を確認するためにプリインストールされているソフトウェア

FSL


※使用するためには、Registrationが必要です

※Lin4Neuro Starter ModelはnVidia社製GPUを搭載しておらず、GPU(CUDA)を利用した並列演算処理は行えません。

Lin4Neuroでインストーラーを準備しているソフトウェア


AFNI
CONN standalone (21.a)
DSI Studio
FreeSurfer (6.0.1, 7.3.2, 7.4.1)
※license.txtの入手が必要です
ITK-SNap
SPM12 standalone

実際にソフトウェアを動かした動画はこちら

※脳の写真等が表示されますので、苦手な方はご注意ください

 Lin4Neuroを用いて解析された研究論文

(1) Kiyotaka Nemoto et al, ” Dark Chocolate Intake May Reduce Fatigue and Mediate Cognitive Function and Gray Matter Volume in Healthy Middle-Aged Adults ” ,2022

(2)Midori Mochizuki , Yuki Uchiyama , Kazuhisa Domen , Tetsuo Koyama , ” Automated Tractography for the Assessment of Aphasia in Acute Care Stroke Rehabilitation: A Case Series ” ,2023

(3)Tetsuo Koyama , Midori Mochizuki , Yuki Uchiyama , Kazuhisa Domen , ” Applicability of fractional anisotropy from standardized automated tractography for outcome prediction of patients after stroke “, 2023

(4)Tetsuo Koyama , Midori Mochizuki , Yuki Uchiyama , Kazuhisa Domen ,  ” Outcome Prediction by Combining Corticospinal Tract Lesion Load with Diffusion-tensor Fractional Anisotropy in Patients after Hemorrhagic Stroke ” , 2024

(5)Midori Mochizuki , Yuki Uchiyama , Kazuhisa Domen , Tetsuo Koyama , ” Clinical applicability of automated tractography for stroke rehabilitation: Z-score conversion of fractional anisotropy ” , 2024

(6)Tetsuo Koyama , Midori Mochizuki , Yuki Uchiyama , Kazuhisa Domen ” Usefulness of automated tractography for outcome prediction in patients with recurrent stroke ” , 2024

★こちらに掲載可能な論文をお持ちの方は、お問合せフォームからご連絡いただけますと幸いです。

製品保証規定

こちらのページをご覧ください

ブログ記事

そのほか、Lin4Neuro に関連するブログ記事はこちらからご覧ください

Lin4Neuro 開発者

Lin4Neuro開発者 筑波大学 根本清貴先生のHPです。

K-Lab

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