Thunderbolt 3 ポートを持つMacやWindowsパソコンにThunderbolt 3 ケーブルを1本接続するだけで一度にRAID機能付き外付けドライブ/UHS-II対応SDカードリーダー/Ethernetアダプター/DisplayPort アダプター/USB変換アダプターと様々な周辺機器が接続可能となるThunderbolt 3対応 RAID機能付きドッキングステーション「OWC Mercury Elite Pro Dock」が2020年7月17日(金)より販売開始となります。

上の写真を見てお気づきになると思いますが、OWC Mercury Elite Pro DockはDockにもなる多機能ストレージケースとしてご好評を頂いていた AKiTiO Thunder3 RAID Stationの実質的な後継機種です。(注:AKiTiOは2019年にOWCの傘下となったため、今後AKiTiOブランド製品やその後継となる製品はOWCからリリースされます。)本体の色がAKiTiO Thunder3 RAID StationのシルバーからOWC製品に多いブラックに変わりました。

今回のブログでは、このOWC Mercury Elite Pro Dock をご紹介をいたします!

OWC Mercury Elite Pro Dockの概要

OWC Mercury Elite Pro DockはThundebolt 3ポートを持つMacやWindowsパソコンにThunderbolt 3 ケーブル1本で外付けRAIDドライブやUHS-II対応SDカードリーダー、各種アダプタを接続可能とするドッキングステーションです。OSはmacOS 10.14以降とWindows10に対応しています。多様な機能を満載しながら外形寸法は幅85mm x 高さ147mm x 奥行238mmとノートパソコンの横にも置くことのできるコンパクトサイズです。

MacBook Pro(15-inch,2018)の横でも邪魔になりません

ドッキングステーション OWC Mercury Elite Pro Dock の機能やどのような外部周辺機器が接続できるか、前面や背面の各部をチェックしながらご紹介ししていきます。

まずは前面から。前面は上から ディスクAのアクセスLED、電源LED、ディスクBのアクセス、UHS-II対応SDカードリーダーのスロットという構成になっています。

次に背面です。上部に左からUSB3.1 Gen1ポート(形状Type-A)が2ポート、1Gb規格のRJ45 Gigabit Ethernet ポート。中段は、2つのThunderbolt 3ポートDisplayPort 1.2 ポートとセキュリティースロット。そして下部には、左から電源ポートと本体に組み込んだドライブのRAID機能を切り替えるロータリースイッチが付いています。

各部の機能

UHS-II対応SDカードリーダー(前面)

4K動画や連写などの撮影向けの高性能なデジタル一眼レフやミラーレスカメラにはUHS-II対応のカメラが増えてきています。 パソコンへ高速なデータ転送を可能とするUHS-II対応SDカードリーダーというのはプロならずともアマチュアカメラマンにも頼もしい機能ですね。

USB3.1 Gen1ポート(背面上)

USB3.1 Gen1ポートにはUSBマウスやキーボード等のUSB機器を接続することができます。(注:すべてのUSB機器の動作を保証するものではありません)

Gigabit Ethernet ポート(背面上)

Gigabit Ethernet ポートは接続したパソコンのGigabit Ethernet アダプターとして動作します。高速なWi−Fi(無線LAN)が登場してきていますが、ここぞという時の転送速度の安定性は有線LANの方がまだ上ですね。なお、OWC Mercury Elite Pro Dock本体に組み込んだドライブのNAS機能はありませんので、注意してください。

Thunderbolt 3 ポート(背面中)

2つのThunderbolt 3 ポートは他のThunderbolt 3 機器にデイジーチェーンで接続することができます。また、USB PD対応していますのでパソコンに27Wの電力を供給することができます。さらに、USB-CタイプのUSB周辺機器も接続可能です。(注:すべてのUSB機器の動作を保証するものではありません。また、Thunderbolt 3 ポートをパソコンのUSBポートに接続しても動作しません。)

DisplayPortポート(背面中)

DisplayPortポートは1.2規格です。4Kモニターを接続することができてマルチディスプレイ環境を楽しめます。

ドライブのRAID機能

本体に組み込んだドライブのRAID機能はRAID0(ストライピング)、RAID1(ミラーリング)、スパン、JBD0(Non-RAID)と4種類あります。RAID機能の詳細につきましては、取扱説明書のp14、p15をご覧ください。ロータリースイッチで90度ごとに切り替えることで設定します。
(注:ロータルースイッチの切り替えは本体カバーを外さないとできませんので注意してください。また、本体カバーを外すとロータリースイッチの周囲にはモード表示がありませんので、カバーに表示されたモード位置をよく確認しながら切り替え作業を実施してください。)

RAID設定用ロータリースイッチ

カバー取り外し(設定作業時)

 

 

 

 

 

 

OWC Mercury Elite Pro Dockを使ってみた

OWC Mercury Elite Pro Dock の実力をベンチマークにて確認しました。

まずは2.5インチ SATA SSD(Crucial MX500 500GB)です。

動作確認のために接続したパソコンはMacbook Pro (15-inch, 2018)、CPUがintel Core i7 2.2GHz 6コアのモデルです。OSはmacOS 10.15.5、ベンチマークソフトは「AJA System Test Lite 12.4.3」を使いました。RAID 0モードでの計測結果です。結果は、Read: 775MB/S、Write:700MB/S弱程度とまずまずの結果でした。SATAタイプのSSDでRAID0ですから、やはり高速なアクセス速度です。

次に動作環境はそのままで、3.5インチHDD(Western Digital HDD 14TB WD Gold)1台あたり14TBと非常に大容量なHDDをRAID0モードで確認してました。

これは素晴らしい。SSDの速度なみの数字が出ています。SSD並の速度で総容量が28TBとなりますから、4K動画など大サイズとなりがちのライブラリ保存ストレージとしては大変魅力あるものです。

Macに引き続いてWindowsパソコンに接続してベンチマークです。

パソコンは マザーボード:GIGABYTE Z170X-UH5 TH、CPU:Intel Core i5-6400 2.70GHz、メモリ:16GB、起動SSD:Crucial BX100 1TB のちょっと世代の古いデスクトップパソコンです。またベンチマークソフトは「CrystalDiskMark 7.0.0」を使用いたしました。

まずは、2.5インチ SATA SSD(Crucial MX500 500GB)から、RAIDモードはRAID 0モードでの計測結果です。

Read: 826MB/S、Write:725MB/SとMac環境でのベンチマークよりも早い結果が得られました。

3.5インチHDD(Western Digital HDD 14TB WD Gold)はどうでしょうか。
こちらもHDDでありながらSSD並みの速度が得られました。

UHSII対応SDカードリーダーの実力もみてみましょう。

使用したUHS-II SDカードは、Blackmagic Design社のデジタルフィルムカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K」等の推奨メモリーカードとして認定されているWise SDXC UHS-II メモリーカード 128GBを使用しました。パソコンやベンチマークソフトなどの動作環境は同じです。

Mac、Windowsと続けてベンチマーク結果を掲載します。

こちらも高速なUHS-II SDカードの性能をうまく引き出せたアクセス速度が得られました。4K画像や動画撮影で作成された大サイズのデータをパソコンに転送するときは力強いツールとなります。

色々と周辺機器を接続してみた

最後に、本当にいろいろな周辺機器が接続できるの?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでベンチマークで使用したMacBook Pro(15-inch, 2018)とOWC Mercury Elite Pro DockをThunderbolt 3 ケーブル1本で接続し、OWC Mercury Elite Pro Dockに弊社店頭に飾られていたデバイス、周辺機器等を手当たり次第、接続してみました。

接続したのは、FireWire 800 & USB 3.1 Gen 1対応ドライブケースとしてご好評のOWC Mercury On-The-Go Pro、4Kカメラ対応SSDとしてご好評の Wise ポータブルSSD PTS 1TB、4K/8Kビデオのための高速性能を発揮するWise SDXC UHS-II メモリーカード 128GBをSDカードスロットへ、と接続してみました。

OWC Mercury On-The-Go ProはUSB3.1 Gen1ポートへ接続するとUSB 3.0ストレージ機器として、Wise ポータブルSSD PTS 1TBはThunderbolt 3 ポートに接続するとUSB3.1 Gen2 ストレージ機器として、Wise SDXC UHS-II メモリーカード 128MBはUSB3.0カードリーダーに挿入されたメモリーカードとしてMacBook Proに認識されていました。

ただ USB PDが27WなのでMacBook Pro(15-inch, 2018)にはちょっと荷が重いようです。作業をしなければ充電していましたが、ちょっと負荷のある作業をするとバッテリーが徐々に減っていってしまいました。残念。

薄型ノートなどポート数の少ないパソコンユーザにオススメ

いかがでしょうか。MacにしてもWindowsノートにしても段々と薄型になるとともにThunderbolt 3 ポートを搭載したものが多くなってきました。ただ、ポート数が少ないものが多いようです。テレワーク等仕事のやり方の改革が叫ばれている中で、屋外では軽い作業としてモバイルパソコン単体で、家庭内やオフィス内では、大容量のデータライブラリーによる保存や社内LANへの接続など、パソコンにより拡張性を求められるユーザが多いのではないでしょうか。こういったご要望のあるユーザーには最適な商品をしてお薦めいたします。

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