OWCブランドのThunderbolt 3対応ドッキングステーション、「OWC Thunderbolt 3 Dock」が2021年2月19日に発売となります。
この製品は先に発表したハイエンド向け製品である「OWC Thunderbolt 3 Pro Dock」と比較して、より一般的な内容に機能を絞った「普段使い」向けの製品となっています。
どちらかというと、このブログでもテレワーク向けとしてご紹介した「OWC USB-C Dock」のThunderbolt 3対応版と言える製品です。
今回は「OWC Thunderbolt 3 Pro Dock」および「OWC USB-C Dock」との外観の違いをそれぞれ見比べながら、新製品「OWC Thunderbolt 3 Dock」の機能を確認していきたいと思います。

OWC Thunderbolt 3 Dockの概要

OWC Thunderbolt 3 Dock(以下、「本製品」と表記します)は、Thunderbolt 3ポート経由で各種パソコンに様々な機能を追加することができるドッキングステーションです。
本製品にパソコンをThunderbolt 3ケーブル1本で接続するだけで、各種Thunderbolt/USB機器に加えてDisplayPort対応モニター、有線ネットワーク、SDカードや各種オーディオ機器などを増設することができます。

OWCのThunderbolt 3対応ドッキングステーション製品としては上記の「OWC Thunderbolt 3 Pro Dock」(以下、「Pro Dock」と表記します)があります。本製品の名前に「Pro」が付いているので機能も似ていそうですが、実際のポート構成は大きく異なります。
本製品はPro Dockと比較して、大容量データを取り扱うクリエイター向けの機能よりも、テレワークなどで一般的に使われるドッキングステーションの基本的な機能を重視するユーザー向けの製品となっています。

本製品の各機能はApple M1チップ搭載Macでも動作確認済みです。Thunderboltポートの少ないM1のMacBook Pro/MacBook Airでも、本製品を繋ぐことで充電をしながらストレージや外部モニター、キーボード、マウスなど様々な機器を増設できます!

OWC Thunderbolt 3 Dockの各機能をチェック!

はじめに本製品と同じThunderbolt 3対応のPro Dockと比較して、本製品に装備された各機能を確認してみましょう。
写真左側の黒い筐体がPro Dock、右側のグレーシルバーのものが本製品です。
まずは本体の前面から。
本製品の前面には左から順にmicroSDカード/SDカードスロット、3.5mm オーディオコンボジャック、
そしてUSB 3.1 Gen 1対応のType-AポートとUSB 3.1 Gen 2対応のType-Cポートが搭載されています。
一方Pro Dockの方はUSBポートがUSB 3.1 Gen 1対応のType-Aポート1基のみ、カードスロットはSDカードに加えてCFastカード用が装備されてます。オーディオジャックとmicorSDカードスロットはありません。
本製品のmicroSDカード/SDカードスロットについてメーカーではいずれか一方のみの動作を保証していますが、アミュレット社内の検証ではmacOSとWindows 10のどちらでも、両方のスロットで同時にカードの読み書きが可能でした。
オーディオジャックについてはマイク付きのヘッドセットにも対応しているので、家庭内でのテレワークに便利な機能です。これはPro Dockには搭載されていません。
続いては背面側の比較です。
本製品の背面には左から順に、4つのUSB  3.1 Gen  1ポート、S/PDIF 光デジタルオーディオ出力、ギガビット対応イーサネット、PCおよびデイジーチェーン接続用のThunderbolt 3ポート、そして画面出力用のMini DisplayPortが並んでいます。右端は付属のACアダプターをつなぐ入力端子です。
Pro Dockの方は本製品にはないeSATAポートがあり、USBポートは2基、ネットワークが高速な10Gbpsに対応しています。このネットワークチップの放熱のため、Pro Dockにはファンが内蔵されていて、このファンを一時的に停止するためのスイッチもあります。Thunderbolt 3ポートは本製品と同じく2つ。画面出力用のポートがMiniではなく標準サイズのDisplayPortになっています。
Thunderbolt 3ポートについては本製品もPro DockもUSB Power Delivery(USB PD)に対応しますが、本製品の供給できる電力容量が最大で85W(右側のパソコン接続用ポートのみ)なのに対し、Pro Dockは65Wまでです。Pro Dockの方は他の機能で電力を消費するため、USB PDに回せる容量が少ないみたいですね。
Mini DisplayPort/DisplayPortは双方とも4K/60Hzまでの表示が可能です。ノートパソコンと接続するドッキングステーションには欠かせない機能ですね!
S/PDIF 光デジタルオーディオ出力は本製品の特徴的な機能で、その名のとおりパソコンの音を対応するアンプやスピーカーへ出力することができます。最近はHDMIだけになりつつありますが、少し前のDVDプレーヤーなどにも搭載されていた機能ですね。実際に対応するサウンドバーに繋いでみたところ、出力可能なのは2chステレオまででした。残念ながら、macOSやWindowsの標準機能ではこのポートで5.1chなどのサラウンド出力はできないようです。
次は本製品の姉妹品とも言えそうな、「OWC USB-C Dock」(以下、「USB-C Dock」と表記します)と比較してみましょう。
ご覧のとおり、前面・背面とも本製品と非常によく似たデザインと構成になっています。
前面のオーディオジャックやSDカードスロット、背面のMini DisplayPortなど、見た目で多くの共通点が確認できます。
ただし、本製品は転送速度が最大40GbpsのThunderbolt 3接続、USB-C Dockは最大5GbpsのUSB 3.1 Gen 1接続ですから、当然各ポートの性能にも違いが出てきます。
まずSDカードスロットは本製品がUHS-II対応なのに対して、USB-C DockはUHS-Iまでの対応です。転送速度はUHS-IIが最大312MB/s、またUHS-Iの最大は104MB/sですが、USB-C Dockの内部仕様のためカードスロットの速度は最大70MB/sとなります。
またMini DisplayPortは、本製品が4K/60Hzまで出力できるのに対してUSB-C Dockは4K/30Hzまでの対応です。なおUSB-C DockにはHDMIに変換できるアダプターが付属しますが、本製品には付いていません。ちょっとここは残念ですね。ちなみに、このアダプターを使って本製品をテレビのHDMIポートに繋いでみたところ、画面は表示されましたが出力できる映像は4K/30Hzまでに制限されてしまいました。アダプターの仕様がUSB-C Dockに合わせてあるみたいです。

USB-C Dockで気になっていた「各種LEDの位置がなぜか本体底面」という仕様も本製品は引き継いでいます。
反射しにくい素材の上で使うとちょっと確認しづらいんですが、ガラステーブル上で使うことでも想定しているのでしょうか…?

この他、本製品とUSB-C Dockの違いとしては、前面のmicroSDスロットと前面のUSB 3.1 Gen 2対応 Type-Cポート、そして背面には1つ多いUSBポートと前述のS/PDIF 光デジタルオーディオ出力があります。
ネットワークポートはどちらも1000BASE-T(ギガビット)対応です。

Pro Dockのブログ記事でも触れたACアダプターの大きさですが、本製品では若干ですが体積が減って軽くなっています。左上がPro Dockのアダプター(重さ 840g)、右上が本製品のもの(重さ 630g)です。
でもやっぱり持ち運ぶのは厳しいですね…本製品のような多機能ドッキングステーションは家庭やオフィスに据え置きで使うのがおすすめです。

Thunderbolt 3ポート搭載のノートパソコンでテレワークするならこの製品!

ここまでご覧いただいたとおり、本製品は「OWC Thunderbolt 3 Pro Dock」に搭載されていた10GbpsネットワークやCFastカードスロットが無いことでコストを抑え、オーディオジャックなど家庭・オフィスで使う場合に便利な機能を追加した、より一般的な機能のドッキングステーション製品となっています。
「OWC USB-C Dock」に搭載されていた便利な機能が一部改良されていて、Thunderbolt 3の高帯域で余裕を持って使えるので、Thunderbolt 3ポートのあるパソコン、特にポート数の少ないノートパソコンを使ってご自宅やオフィスでテレワークをする際にはお勧めのモデルです!

以上、Thunderbolt 3対応ドッキングステーション「OWC Thunderbolt 3 Dock」のご紹介でした。本製品は2021年2月19日発売です!

OWC Thunderbolt 3 Dock ¥38,800(税込)

(アミュレット オンライン・ショッピング /Amazon.co.jp / Yahoo!ショッピング

OWC Thuderbolt 3 Dock 製品ページ