OWCブランドの新製品として、Thunderbolt 3とUSB 3.2 Gen 2の双方に対応したタフネスポータブルSSD「OWC Envoy Pro FX」が2021年5月28日に発売となります。
幅70mm x 奥行114mm x 高さ16mm/重さ244gと軽量小型で持ち運びやすいサイズのアルミ製ボディは、防塵・防水・耐衝撃仕様で耐久性にも優れ、場所や環境を選ばずに使えるポータブルストレージです。
OWC Envoy Pro FX の概要
OWC Envoy Pro FX（以下、「本製品」と表記します）は、様々なデバイスで使えるポケットサイズのタフネス高速SSDです。放熱性に優れたアルミ製ボディは防塵・防水・耐衝撃仕様で耐久性も兼ね備えており、場所や環境を選ばずにデータを保存・参照できます。
ThunderboltとUSB、2つのインターフェースに対応しているので、各種パソコンに加えて、iPad、Chromebookなど様々なデバイスでお使いいただけます。
実際のサイズを同じOWCブランドの2.5インチSATAドライブ用ケース「OWC Mercury On-The-Go Pro」と比較してみました。
本製品はOWC Mercury On-The-Go Proに搭載されている2.5インチHDDより少しだけフットプリントが大きい程度です。
ただし手に持った感じは今どきの大画面スマホよりは小ぶりながら、重さが240g強なのでちょっとズッシリ感があります。この重さは、本製品の大部分がタフネス仕様としてアルミニウムで構成されているためです。
接続ポートはThunderbolt 3/USB兼用のType-Cポートのみとシンプルです。
OWC Envoy Pro FXのいいところ
本製品の最大の特徴は、IP67およびMIL-STD-810G準拠のタフネス仕様とTunderbolt 3＆USB 3.2ダブルインターフェースによるマルチデバイス対応であることです。
IP67とは、防水・防塵性能を表す規格によるもので、粉塵が製品の内部に侵入せず、水面下15cm～1mに30分間没してもボディ内に浸水しないことを表します。
またMIL-STD-810Gは米国国防総省が制定した、機材調達のための試験方法です。120cmの高さから落下させたテストを行います。
メーカーによると第三者機関に依頼し、1メートル未満の深さの水中で30分以上の耐水性と、4フィート（約120cm）の高さから様々な角度で落下させた時の耐久性をテスト済みとのことです。
OWCのWebサイトでは本製品の高耐久性について、“BUILT LIKE A TANK”（戦車のような造り）と表現しています。すごい自信ですね！
マルチデバイスについては、Thunderbolt 3による接続でMacおよびWindowsパソコンに対応、USB接続ではパソコンに加えてChromebookとiPadにも対応しています。
Thunderbolt専用ストレージを持ち出したときなどにありがちなのが、「Thunderboltを搭載したパソコンが近くに無くてデータが開けない！」といったトラブルですが、USBにも対応した本製品であれば様々なデバイスでデータを参照できます。
なお、タブレットなどデバイスによっては本製品をNTFSやAPFSでフォーマットしてしまうと開けない可能性があるので、いろいろなデバイスで使い回すときはexFATでフォーマットしておくのがおすすめです。
ThunderboltとUSBについては接続されるパソコン側のポートに合わせて自動的に決まります。
本製品のLEDはThunderboltで接続されると青く、USBで接続されると緑色にそれぞれ点灯します。
またちょっと気が利いているのが、付属のThunderbolt 3（USB-C）ケーブルです。
下の写真のように、片側のType-Cコネクタの横にType-Aへの変換アダプターが付いていて、Type-Cポートがないデバイスにも接続できます。外出時もこれ1本を一緒に持ち歩くだけでいろいろな機器に接続できますね！
M1 MacBook Proでベンチマーク計測
本製品を13インチのMacBook Proに接続して、Thunderbolt 3接続とUSB接続でそれぞれベンチマーク計測を実施してみました。
計測結果は以下の画像とおり。上がThunderbolt 3接続の場合、下がUSB接続です。
Thunderbolt 3ではリードが2700MB/sを超えていて、メーカーの公称値である2800MB/sとほぼ同等の数字が出ています。
USB接続にはThunderbolt-USB変換ケーブルを使っています。こちらは本製品の性能をフルに発揮できる環境ではないので、やはり出先などでデータを参照したい場合に使うのが向いていそうです。
様々なフィールドでデータをフレキシブルに運用できるタフネスストレージ
以上の結果から、本製品は「場所やデバイスを選ばずにデータを持ち運んで使いたい！」という方にお勧めできると思います。
バッグに本製品と付属ケーブルを入れて持ち運べば、厳しい環境でもつなぐデバイスを気にせずにデータの保存・参照ができる、まさにタフなポータブルストレージ製品です！
以上、タフネスポータブルSSD新製品「OWC Envoy Pro FX」のご紹介でした！本製品は2021年5月28日発売予定です！
OWC Envoy Pro FX 2TB ￥76,000（税込）
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OWC Envoy Pro FX 1TB ￥48,000（税込）
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