定期的に店頭で展示会を行わせて頂いておりますプロダクションビデオレコーダーPIXシリーズにつきまして、昨年末からPIX 220iとPIX 240iのファームウェアのバージョンがv3.0x(AURORA)に変更なり、先月1日には最新バージョンv3.02が出ました。
ファームウェアのバージョンが上がったことで、機能の追加や不具合の修正が行われました。
例えば、Apple ProRes 4444 12-bit codec (SDI)が対応になったり、メディアのフォーマット形式がUDFからexFATに変更になりました。
機能の追加や不具合の修正により、どんどん使い勝手が良くなっていくのは大変嬉しいことですね!

PIXファームウェアの更新内容につきましては、下記のページ(英語)からご確認頂けます。
気になる方は是非ご覧下さい。
http://www.sounddevices.com/download/pix-firmware/full-detail/

さて、使い勝手がどんどん良くなっているPIXですが、今回スポーツ解析に使ってみました。
用意した機材は、こんな感じです。

写真だけだと分かりづらいと思いますので、ご説明しますと右下から時計まわりの順に、
PIX 220、PIX ACアダプター、HDMIケーブル、デジカメ用バッテリ、Nikon D800、デジカメ用三脚、USB3.0ケーブル、Mac用ACアダプター、DVD-ROM、MacBook Pro (Final Cut Pro Xインストール済)
です。
なお、今回デジタル一眼レフカメラを選定した理由につきましては、カメラを写真の撮影にしか使われていない場合、より有効的にカメラを使って頂こうと思い選定をしました。

今回の検証では、とある企業のスポーツチームにご協力頂きまして、上記機材にて撮影した映像をすぐにDVDにして、コーチやチームメイトに配り、フォームチェックや試合前に立てた戦略が正しかったのかなどの確認に使って頂きました。

手順としては、Nikon D800とPIX 220の組み合わせで撮影した1時間程度の練習映像をMacBook ProにインストールしたFinal Cut Pro Xでタイトルを付けて、DVDに焼くという流れです。
実際の作業時間としては、撮影終了後から約1時間程度でDVDにすることが出来ました。

なお、デジタル一眼レフカメラでPIXを使用して映像撮影した場合のメリットは、以下の3点です。
1.業務用のカメラに比べて、デジタル一眼レフカメラのほうが持ち運びが便利であること。
2.デジタルカメラの撮影制限である30分を越える長時間の撮影が出来ること。
3.PIX CADDY(記録される場所)にUSB3.0がついているため、パソコンに一度データをコピーすることなく、直接DVDに焼けること。

今回作成したDVDにつきまして、ご協力頂きましたスポーツチームの方々にお渡ししたところ、短時間でDVDが作成出来て、練習後すぐに確認作業ができると喜ばれておりました。
こうした感想を頂くとスポーツの分野でもやはり映像による分析は、大事なんだなと思いました。

スポーツが上手くなりたい方、試合に勝ちたい方は、是非PIXを使って映像による分析を取り入れてみてはいかがでしょうか。

追記(2013年8月9日)

もし、自分がやっているスポーツで今回の機材を使用してみたい、撮影してほしいというご希望がございましたら、是非弊社までお気軽にお問い合わせ下さい。
今回、実際にスポーツの撮影をしてきた弊社担当者が、機材一式を持って現地までお伺いさせて頂きたいと思います。
なお、費用につきましては、特にご負担頂くことはございません。
代わりに、ご意見やご感想を頂ければ幸いです。