アミュレットでは、“より速い”  “安全性の高い” ポータブルUSBドライブケースをご要望されるユーザのみなさまに、「AKiTiO RebDrive U3.1 RAID」(2.5インチドライブ用)をご案内してまいりましたが、AKiTiO RebDrive U3.1 RAID の機能を継承しつつ、より使い勝手のよさを求めた「 OWC Mercury Elite Pro Dual Mini」を販売開始いたしましたので、ご紹介いたします。
(注:AKiTiOは2019年にOWCの傘下となったため、今後AKiTiOブランド製品やその後継となる製品はOWCからリリースされます。)

OWC Mercury Elite Pro Dual Mini の概要

OWC Mercury Elite Pro Dual Miniは、2台の2.5インチ ハードディスクドライブまたはSSDを搭載できる、USB 3.1 Gen 2対応 RAID機能付きポータブルハードディスクケースです。

まずはAKiTiO RebDrive U3.1 RAID(左側)と並べた下の写真で外観形状をご覧ください。大きさは幅155mm x 奥行144mm x 高さ28mmとなっています。2台の2.5インチドライブをAKiTiO RebDrive U3.1 RAIDと同様に横に並べて搭載する方法を採用した結果、ご覧のように同じような形状となりました。ちょうどCD/DVDケースをいくつか重ねたぐらいの大きさで、持ち運びも便利な大きさです。

また、この形状でのドライブの冷却性能がよいのか、冷却ファンが付いていません。SSDを搭載すると、静音仕様のドライブケースとなります。

ハードウェアRAID機能もAKiTiO RebDrive U3.1 RAIDと同じ機能です。搭載した2台の2.5インチHDDまたはSSDを4つのRAIDモード(ストライピング(RAID 0)、ミラーリング(RAID 1)、スパニング、RAIDなし)の中から選択すれば、大容量のデータを高速に保存・参照、あるいは安全性を高めることができます。

ハードウェアRAID機能を活かすため、当然、パソコンとの間の接続はUSB 3.1 Gen 2対応であり、10Gbps(理論値最大)までの高速データ転送が可能です。さらにバスパワー機能も組み込んでいますので、USBケーブル1本を接続するだけで動作します。

(注)バスパワー動作には、USB PD(Power Delivery)による電力供給(5V/3A)が必要です。接続するパソコンがUSB PD対応でなかったり、組込んだドライブの消費電力が大きい場合、動作しなかったり不安定になりますので、その様な場合には専用ACアダプター(+12V/3A)をお使いください。

対応OSはMac&Windowsに対応しています。macOSでは起動ディスクにも対応していますので、搭載したハードディスク/SSDにOSをインストールしてシステム環境を構築することができます。

OWC Mercury Elite Pro Dual Miniのよい点

AKiTiO RebDrive U3.1 RAID からの変更点は、RAID モードの設定方法が本体内部の基板上のジャンパーピン と設定ボタンを使ったものから本体背面のRAID設定ダイヤルおよび RAID設定ボタンを使用した方式に仕様変更したことです。

AKiTiO RebDrive U3.1 RAIDでは、設定したRAIDモードを忘れてしまうと、わざわざ内部を開けて確認する必要がありましたが、このRAID設定のユーザインターフェースの変更で、本体背面を見れば一目で判別できるようになりました。

また、付属ケーブルもType C to Type Cの1種類からType C to Type CとType C to Type Aの2種類のUSB 3.1 Gen 2 対応ケーブルが付属しています。

OWC Mercury Elite Pro Dual Miniのベンチマーク計測

つづいて、OWC Mercury Elite Pro Dual MiniにSSD(Crucial MX500 500GB)を装着してベンチマーク計測を実施してみました。その結果をご報告します。

USB 3.1 Gen 2 ポート(Thunderbolt3 ポートと兼用)が実装されているMacにOWC Mercury Elite Pro Dual Miniを接続させて計測してみました。

計測に利用したMacは、MacBook Pro 2018 Core i7 2.2GHzモデル、ベンチマークソフトは、「AJA  System Test Lite 12.4.3」です。

下記はSSD(Crucial MX500 500GB)を2台使ってRAID 0モードでのベンチマーク計測結果です。読取900MB/s、書込800MB/sを超える数値が得られました。さすがに最新の高性能パソコンに採用されているNVMe仕様のSSDの速度にはかないませんが、かなり高速なデータ転送と言えるのではないでしょうか。

モバイル環境で大サイズのデータを扱うユーザにお勧めします。

いかがでしょうか。「転送スピードはいいけどポータブルSSDでは容量が足りない!」あるいは「データの持ち運びはしたいし、安全性も確保したい!」といったご希望をお持ちのユーザ様、特に出先でのモバイル環境とご自宅、仕事場でのデスクトップ環境間のデータの橋渡しにOWC Mercury Elite Pro Dual Miniはぴったりではないでしょうか。

ビデオ編集や音楽編集の高速なデータ読み出しにはストライピング(しかもSSD組み込みならば静音仕様)、大切なデータの堅牢なバックアップはミラーリング、macOSをインストールして外付けの起動ディスクとデータ保存を同時に行いたい場合はRAIDなし、など用途にあった使用方法がご選択頂けます!

OWC Mercury Elite Pro Dual Mini

¥12,000(税込)

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