この度弊社の扱っているデスクトップパソコン「POWERSTEP Cube」が新モデルにリニューアルしました!新モデルではVESA, TOWERと同様「Core Ultraシリーズ」を搭載しています!今回も今までと同様のベンチマークに一部追加をしながら改めて説明しつつ性能を確認していきます。
ベンチマークに使ったPOWERSTEP Cubeのスペック
- CPU
Intel Core Ultra 5 245K - メモリ
DDR5-5600 32 GB - ストレージ
Solidigm P41 Plus - マザーボード
ASRock Z890 Pro RS WiFi
使用したベンチマークソフト
Windows
- Cinebench 2024
CPUまたはGPUのレンダリング性能測定 - CrystalDiskMark
ストレージの読み書き速度測定 - iPerf3
ネットワーク速度測定
Linux
- SysBench
CPU性能測定
Cinebench 2024
Cinebench 2024はCPUのベンチマークソフトとして有名なCinebenchの最新バージョンです。CPUのマルチコア、シングルコアでのレンダリング性能測定に加え、最新バージョンではGPUのレンダリング性能も測定できるようになりました。
まずはCPUのマルチコア性能から見ていきましょう!

マルチコアのスコアは「1235」、シングルコアのスコアは「132」でした! 同等のCPUであるTowerの結果と比べるとマルチコアの結果が振るわないのが少し気になります。
CrystalDiskMark
CrystalDiskMarkはストレージの読み書き速度を測定する定番のベンチマークソフトで過去の記事でも度々紹介しています。
シーケンシャルリードは4061.88 MB/s、シーケンシャルライトは2862.35 MB/sという結果でした。メーカー公称値と比較しても遜色ない数値となっており、今回搭載したストレージの性能を十分発揮できていると言えます!
iPerf3
iPerf3はネットワークの通信速度を測定するベンチマークソフトです。マザーボードに採用している「Z890I NOVA WiFi」は5 GbEのLANポートを搭載していますが実際にどれくらいの速度が出るのか測定してみました。 今回はWindows、Linux両方で測定してみました。


測定の結果4.71 Gbits/secの速度が出ていることがわかりました。ほぼ理論値の速度が出ています!まだ5 GbE、10GbEで 統一するにはハードルが高いと思いますが、構築する価値は十分にあると思います!
SysBench
ここからはLinuxでのベンチマークとなります。
SysBenchはLinux上で動作するベンチマークソフトでCPUやメモリ、ストレージの読み書き速度などの性能測定ができるソフトウェアです。
今回はRocky Linux上のSysBenchでCPU性能を測定してみました。

測定の結果、total number of eventsは「42334」という結果になりました。同一CPUモデルのTOWERで「42398」だったのでほぼ遜色ないと言えます。
シングルスレッドだけでなく、CPUのコア数と同じ14スレッドやCPUのコア数をオーバーした200スレッドでも計測を行いました。


CPUのコア数と同じ14スレッドで「843658」、200スレッドで「845996」となりました。 よほど重い処理で待ちが発生しなければ、14コアを十全に利用できると言えます。
まとめ
今回は2025年最新版のPOWERSTEP Cubeを使って様々な角度から性能を検証してみました!その結果、Towerとほぼ同等の性能を発揮し、ネットワークでは5 GbEの優位性が光る結果となりました。
ご興味がおありでしたら、是非とも皆様のPCでもベンチマークを行い、比較いただけますと幸いです。
今回検証に使用したPCではCPUに「Intel Core Ultra 5 245K」を搭載していましたが、BTOでは更に上位のCore Ultra 7やCore Ultra 9に変更することもできます!より高い性能が欲しいという方はぜひこちらもご検討ください!
BTOではCPU以外にもメモリやストレージなど各種パーツをカスタマイズすることでお客様にぴったりな製品をご提供できます。詳しくはPOWERSTEP Cube製品ページやBTOページを御覧ください!