今回のブログでは2015年12月末より取扱いを開始したAKiTiO Thunder2 Quadのご紹介をさせて頂きます!
AKiTiO Thunder2 Quadの仕様、特徴は?
AKiTiO Thunder2 Quadは最大4台のHDD及びSSDが搭載できるThunderbolt2ストレージケースです。
アルミ製の頑丈で放熱性の高いケースにデイジーチェーン可能なThunderbolt2端子を2ポート搭載。2台目のAKiTiO Thunder2 Quadやその他Thunderboltストレージを接続可能です。
前面は開閉式となっており、HDD/SDDの出し入れができます。メッシュで放熱性も高そうです。
後面は大型のファン、電源ボタン、2ポートのThunderbolt2端子、電源ケーブル接続端子があります。
大型のファンのインパクトが大きいですが、かなり静穏性の高いファンとなっております。大きなファンが緩やかに回るタイプですのでオフィスでの使用ではほぼファンの音は聞こえず、ご自宅での使用でも耳を傾けない限りは気にならないのではないかと思います。
Thunder2 Duo Proにも言えますがAKiTIO製品はファンの音が静かな部分が高評価ですね!
搭載するディスクは専用ドライブトレイを使ってカートリッジ形式で交換できます。
標準で4つの専用ドライブトレイが同梱されておりますが、もっと多くのHDDやSSDを保存用途などによって切り替えて使いたいという場合は別売りの専用ドライブトレイにセットしておけば素早くストレージの切り替えが可能です。
天板に持ち運び用の取っ手が付いています。
こういった複数のHDDを搭載のケースって小さいのに重量があるので持ちにくいんですよね。室内のちょっとした移動に安全に持ち運べます。
ただし外に持ち出される際は大切なデータの失う事故防止のためにも出荷時の箱に入れたり、エアキャップに包んでしっかりと持ち運んで下さいね!
RAID対応について
Thunder2 Quadは4台までのHDD及びSSDを使ってRAIDを組むことが可能ですがMac OSやWindows OSのRAID構築機能を使ってRAIDを作成する必要があるソフトウェアRAID対応のモデルとなります。
AKiTiO Thunder2 Duo ProやFireWireで接続するFireRACK RAID 4Bayは本体内にRAID専用のコントローラーが搭載されており、ストレージケース本体でRAIDを組めるハードウェアRAIDとなります。
ハードウェアRAIDの場合はストレージケースのコントローラーのCPUでRAIDを制御しますが、ソフトウェアRAIDの場合はパソコンのCPUでRAIDを制御します。
今はCPUの性能がアップしていますのでそれほど問題にはならない場合もありますが、ハードウェアRAIDの方が速度が出やすい傾向にあるようです。
AKiTiO Thunder2 Duo Proとの違いは?
姉妹製品であるAKiTiO Thunder2 Duo Proと比較検討されている方も多い方のではないでしょうか?
RAID以外のThunder2 QuadとThunder2 Duo Proとの違いとしましては
・Thunder2 Duo ProにあるUSB3.0ポートが搭載なし
・Thunder2 Duo ProにあるHDMIが搭載なし
・Thunder2 Duo Proにはない電源スイッチが搭載されている
といったところで、ストレージの搭載台数、RAIDの方式以外は大きく違うところはございません。ご使用されたいHDD/SSDの台数で検討されて問題はないのではないでしょうか。
ハードウェアRAIDが搭載されていないことはデメリットのようにも感じられますが、その分価格がグッと押さえられており、Thunder2 Duo Proがケース価格53,700円なのに対し、Thunder2 Quadは59,300円と約5,000円の差となっております。
ベンチマークテストで速度を計ってみる
AKiTiO Thunder2 Quadの速度をおなじみのBlackmagicdesign Disk Speed Test(Version 2.2.2)で計測してみました。
テストに使ったパソコンは
MacBook Pro Retina 13inch Early 2015
Core i5 2.7GHz
メモリ 8GB
SSD 256GB
モデルです。
まず、Crucial BX100 CT1000BX100SSD1を4台使いRAID 0を組んだ状態の結果です。
書込み1000MB/s、読み込みは1100MB/sを超えるという大変高速な結果となりますた!4kのビデオ編集や、大容量サンプルを扱う音楽ソフトなども楽々こなせそうなスピードです。
RAID0であれば1TBを4台の組み合わせでそのまま4TBのストレージとして使用できます。
次に3.5インチのハードディスクを4台使ってRAID 0を組んでみました。
使ったハードディスクはHGST HUS726060ALA640 6TBのモデルです。
読み書き共に700MB/sに迫るスピードがでています。
SSDに比べて容量単価のコストは抑えられるHDDです。6TBのHDDを4台使ってRAID 0を組んだ場合は24TBもの大容量のストレージとして使用可能です。
こちらはThunder2 Duo Proに2台のCrucial BX100 CT1000BX100SSD1でRAID 0を組んだ場合のベンチマークがこちらです。
SSDが2台で700MB/sを超えるスピードが出ています。
Thunder2 QuadとThunder2 Duo ProではソフトウェアRAIDとハードウェアRAIDの違いはありますが、RAIDを組んだ実測値は問題のない範囲と言えそうです。
RAIDの設定について
Thunder2 Duo Proでは本体の後面にあるダイアル式のスイッチでRAIDの設定を変更できますが、Thunder2 QuadではパソコンのRAID機能を使ってRAIDを組む必要があります。
Macであれば標準のアプリケーションであるディスクユーティリティを使ってRAIDを作成されたことがある方であれば問題ない操作ではありますが、現在詳細な手順を記載したマニュアルを制作中です!近日中に公開予定となります。
また、Mac OS X 10.11 El Capitanではディスクユーティリティの仕様が大きく変更されました。
Mac OS X 10.10まではディスクユーティリティで行えたRAID作成の機能がなくなっており、Macの標準アプリケーション、ターミナルを使ってコマンドを入力して作成する必要があります。
この方法に関しましてもマニュアルを作成中で近日中に公開致します。
高速でお求めやすい価格となっているAKiTiO Thunder2 Quad、始めてのThunderboltストレージとして、余っているディスクをまとめて有効活用というような用途からビデオ編集や音楽編集で高いパフォーマンスを必要とされる方まで幅広くお勧めできる商品となっております!
AKiTiO Thunder2 Quadはケース単体モデル、HDDセット、SSDセットと幅広いラインナップをご用意しております。アミュレット店頭、通信販売、Amazonで好評販売中です!
AKiTiO Thunder2 Quad ¥59,300
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AKiTiO Thunder2 Quad ストレージセット HDD 32TB ¥450,000
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AKiTiO Thunder2 Quad ストレージセット HDD 16TB ¥200,000
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AKiTiO Thunder2 Quad ストレージセット HDD 8TB ¥160,000
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AKiTiO Thunder2 Quad ストレージセット HDD 4TB ¥109,900
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AKiTiO Thunder2 Quad ストレージセット SSD 4TB ¥295,000
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AKiTiO Thunder2 Quad ストレージセット SSD 2TB ¥200,000
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AKiTiO Thunder2 Quad ストレージセット SSD 1TB ¥135,000
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AKiTiO Thunder2 Quad ストレージセット SSD 512GB ¥99,360
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AKiTiO Thunder2 Quad Tray (専用ドライブトレイ)4個セット ¥12,500
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AKiTiO Thunder2 Quad Tray (専用ドライブトレイ) ¥3,500
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