OWCブランドの新製品として、各種パソコン/タブレット/スマートフォンに対応したUSB 3.1 Gen 1対応ドッキングステーション「OWC USB-C Travel Dock」が2020年12月18日に発売となります。
本体サイズは、幅と奥行が80mm、高さ(厚み)が23mmと他のドッキングステーション製品と比較してとても小さく、持ち運んで使うことを前提とした製品となっています。

OWC USB-C Travel Dockの概要

OWC USB-C Travel Dock(以下、「本製品」と表記します)は、USB-Cポート経由で各種パソコン/タブレット/スマートフォンに様々な機能を追加することができるドッキングステーションです。

本体に収納式USB-Cケーブルを搭載していて、このケーブル1本で各種USB機器とUHS-II対応のSDカードリーダー、HDMIポートが利用できるようになります。

6インチ超のスマホ(Moto G7 Plus)と並べてサイズを比較してみました。
このサイズなら、ノートパソコンやタブレットはもちろん、スマートフォンといっしょに持ち運んでもそれほど邪魔にならずに使えそうですね。

OWC USB-C Travel Dockのいいところ

本製品の特徴のひとつは、コンパクトなボディにUSB-Cケーブルも収納して搭載されていることです。
ケーブルを別途持ち運ぶ必要がないので、いざ使おうとしたときにケーブルが荷物に紛れて見つからない、なんてトラブルの心配もありません!

ケーブルは本体の裏面に隠れています。
使うときは、こんな感じで外出し用のくぼみに引っ掛けて固定します。
本製品のもう一つの特徴として、別売りのUSB Power Delivery(USB PD)対応ACアダプターを接続することで、本製品に接続されたスマホ、タブレット、パソコンやUSB機器に電力を供給できる「USB PDパススルー給電」機能があります。USB-C補助電源ポート
このポートがACアダプターを接続するための「USB-C補助電源ポート」です。ここにACアダプターのプラグを差し込むと…
このように本体上面のLEDが点灯します。この状態で、本製品に接続された各デバイス合わせて100Wまでの給電が可能です。もちろん、ACアダプターから供給される電力以上の出力はできませんので、ACアダプターを購入するときは最大出力を確認しましょう!

まずはスマホで使ってみた

ドッキングステーションというと通常は対応機種がパソコンのみに限定される場合が多いのですが、本製品は一部のAndoroidスマートフォンやiPadを含むタブレットにも対応しています。
そこでまずはじめに、上のサイズ比較でも使用したスマホ、Moto G7 Plusに本製品を接続し、各種機能を試してみました。

本製品のUSBケーブルをスマホのUSB-Cポートへ接続し、本製品のUSBポートにタッチパッド付のワイヤレスキーボードのドングル、SDカードリーダーにはWiseのSDXC UHS-II メモリーカードを差し込みます。

キーボードの操作もできて、タッチパッドに触れるとスマホの画面上にマウスカーソルが表示されました。SDカードも問題なく認識できています。

では、もう一つの機能であるHDMIモニターにも繋いでみよう!と試してみましたが…残念ながらモニターにスマホの画面は表示されませんでした。
ネットで調べてみたところ、メーカーのスペック表には表記されていませんがこのスマホは「USB 2.0対応のUSB-Cポート」を搭載していて、USB 3.1 Gen 1でサポートされる映像出力には対応していないようです。
本製品の対応機種はUSB 3.1 Gen 1対応のType-Cポートを搭載したデバイスなので、スマホの仕様がそれに該当しないことがHDMIを利用できない原因でした。
スマホやタブレットの仕様書にはUSBのバージョンが記載されていないこともあるので、ちょっと注意が必要ですね。

Chromebookタブレットでも試してみた

ちょっと変わり種の本体として、ASUSのChromebookタブレット CT100PAでも試してみました。
実は本製品の対応OSにはChrome OSも含まれいているので、正式に対応したデバイスなのです!まずはスマホと同じようにタッチパッド付キーボードとSDカード、ついでにUSBのハードディスクも繋いじゃいました。
もちろん全部ちゃんと動作します!さすが正式対応デバイスですね!
タブレットに複数のストレージ機器が認識されているのはちょっと不思議な感じです。
ちなみに、Cromebookタブレットはもともとノート型向けだったChrome OSをタブレット対応にした都合上、普段は一部のインターフェイスが制限されていてマルチウィンドウなどの機能が使えません。でも本製品を介してキーボードを繋げると、通常のChromebookと同じようなUIが有効になりマルチウィンドウも使えるようになります。

そして当然!HDMIモニターにも繋がります!
複数のウィンドウを開けば、タブレット単体とは比べ物にならないくらい作業効率が上がりますね!
余談ですが、最近ベータテストのはじまったクラウドゲーミングサービス「xCloud」用のアプリもモニターで動かせました。
これからはゲーム機がなくでも、スマホやタブレットに本製品を繋ぐだけでテレビゲームが楽しめるようになるのかもしれませんね!?

便利な機能を小さく持ち歩こう

今回はAndroidスマホとChromebookタブレットでの動作をご紹介しましたが、本製品はこの他Windowsパソコン/Macはもちろん、USB-Cポートを搭載したiPadやLinuxにも対応しています。
便利な機能がコンパクトにまとまった、まさに「トラベルドック」の名前にふさわしい製品です!

以上、USB 3.1 Gen 1対応ドッキングステーション「OWC USB-C Travel Dock」のご紹介でした。本製品は2020年12月18日発売予定です!

OWC USB-C Travel Dock  ¥7,200(税込)

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