OWCブランドの新製品、「OWC Thunderbolt Hub」が間もなく発売となります。
メーカー側ではこの製品のジャンルを「ドッキングステーション」としていますが、製品名にもあるとおりネットワークやHDMIなどの特定用途向け機能は搭載せず、純粋に機器を接続するための「ハブ」機能に特化した製品となっています。
またこの製品の肩書は「Thunderbolt 4対応 3ポートハブ」ですが、MacはmacOS Big Sur以降がインストールされたThunderbolt 3ポート搭載の機種、Windows 10のパソコンではThunderbolt 4ポート搭載機種のみがそれぞれサポートされています。
今回は2021年3月26日に発売となるこの製品の特長や機能などをご紹介いたします。

OWC Thunderbolt Hubの概要

OWC Thunderbolt Hub(以下、「本製品」と表記します)は、1つのThunderboltポートへ複数の機器を接続するためのThunderboltハブです。ノートPCや小型PCなどのポート数の少ないパソコンでも、Thunderbolt 4ケーブル1本で本製品と接続することで、複数のThunderbolt/USB機器を同時に使用できます。

「複数の機器を繋げるためのハブ」という製品はこれまでUSB向けには多数販売されていますが、Thunderbolt向けの製品は存在していませんでした。Thunderbolt 3までの規格で1つのポートへ複数機器を接続する方法は、機器を連続で繋げる「デイジーチェーン」しか無かったからです。
2020年に発表されたThunderbolt 4ではじめてハブ経由での接続に対応したため、OWCによって作られたのが本製品です。

本製品に搭載された3つのThunderboltポートにはそれぞれ個別にThunderbolt機器のデイジーチェーンを構成できるので、1つのPC側Thunderboltポートから最大5台のThunderbolt機器へ柔軟に接続することができます。

とここまで読んで、MacはThunderbolt 3しか搭載していないのに、何でThunderbolt 4のハブが使えるの?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
これについてはアミュレットのスタッフも不思議に思いましたが、OWC公式ブログ(英語)によると、「Windows PCにおける『Thunderbolt 4』は、そのポートがAppleのThunderbolt 3ポートと同等の機能であることを保証するための用語」ということのようです。つまり「MacのThunderbolt 3ポート」=「Windows PCのThunderbolt 4ポート」ということですね。
なおMacでも、Thunderbolt対応ハブが使えるのはmacOS Big Surからのみとなりますのでご注意ください。

OWC Thunderbolt Hubの各機能をチェック!

それでは写真で見ながら本製品の機能をチェックしてみましょう。
見出しではいつものとおり「各機能」と書きましたが、本製品の主な機能はズバリ、パソコンと各種周辺機器を「繋ぐだけ」です!
今回はその「繋ぐ」機能のメインとなる3つのThunderboltポートを備えた背面からご紹介します。

ポート類は左から順に電源入力、盗難防止用のセキュリティスロット、そして本製品のメイン機能である各種機器接続用として3つのThunderboltポートが並んでいます。もちろん、ThunderboltポートはUSB-Cポートとしても機能します。
この3つのポートからそれぞれ、上の図のように個別のデイジーチェーンを構成できるため、3台までのバスパワー機器を含む複数台のThunderbolt機器をパソコンの1つのポートへ接続可能です。ただし、本製品に接続できるThunderbolt機器の数はすべてのポートの合計で5台までです。これはThunderbolt 4でも「パソコンの1ポートから接続できる機器は6台まで」という制限があり、本製品がその1台目となるためで、残りの5台が本製品を介して接続できます。なおこの台数制限はThunderbolt機器についてのみで、USB機器は含まれません。

ちなみに、各Thunderboltポートの上に空いている小さい穴に気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、これは「OWC ClingOn」という製品(USB Type-Cポート抜け防止用スタビライザー)の貼り付け位置を示すマークです。(この記事を書いている時点で当社では「OWC ClingOn」の販売を行っておりません。)

次に本体の前面側も見てみましょう。

こちらもシンプルに、左からPC接続用のThunderboltポート、USB機器接続用のType-Aポート、そして製品名ロゴの上に空いた小さな穴「電源LED設定ボタン」が並んでいます。
PC接続用のThunderboltポートからはUSB Power Deliveryによりパソコンへ最大60Wの電力供給が可能です。
USB Type-Aポートは「10Gb/s」の表示のとおり、USB 3.2 Gen 2×1(USB 3.1 Gen 2)までの転送速度に対応しています。

「電源LED設定ボタン」は、本体天面の電源LED(OWCロゴ)の点灯状態を変更するためのボタンです。スマホのSIMスロット取り出し用の穴と同じくらいのサイズなので、伸ばしたクリップの先などを差し込んで押す必要があります。
下の写真のように、このボタンを押すごとにLEDが通常点灯から低輝度点灯、消灯の順に切り替わります。この設定は本製品の電源が切れるとリセットされ、再度電源が入った時には通常点灯に戻ります。そしてThunderbolt製品では気になるACアダプターの大きさですが、やはり本体のコンパクトさと比較するとちょっと大きめです。パソコンやThunderbolt機器へ十分に給電にするためには致し方無いところですね。

Thunderbolt Hubのつなぎ方

それでは実際に、デイジーチェーンのみでパソコンにThunderbolt機器を接続した場合とOWC Thunderbolt Hubを使った場合の違いを比較してみましょう。

まずはハブを使わず、5台のThunderbolt機器をデイジーチェーンで繋いでみました。(撮影の都合上、各機器の電源ケーブル・ACアダプターは取り外しています。)
Thunderbolt機器 5台のデイジーチェーン
デイジーチェーンで複数のThunderbolt機器を接続する場合、デイジーチェーン用のThunderboltポートを搭載した機器しか中間には入れられません。バスパワーで動作する機器はチェーンの最後に1台だけ接続できます。

そしてこの状態で、デイジーチェーンの中間にある機材を取り外すと…
取り外した機器の後ろに接続されていた機器も取り外されてしまうため、再度接続しなければなりません。

今度は同じ機器を、OWC Thunderbolt Hubを使って繋いでみます。
2台の機器ごとに2つのデイジーチェーンを構成し、残り1台を単独で接続しました。
このように繋げば、単独接続の機器は他の機器を気にせずにいつでも取り外すことができます。
複数のデイジーチェーンを構成し、取り外し頻度の高い機器は単独でも接続できるのが、ハブ経由接続の便利な点ですね!
ちなみにこの構成はもちろん、4台で1つのデイジーチェーン+単独接続といったかたちにも繋ぎ変えできます。このつなぎ方ならThunderboltポートが1つ空くので、そこに他のThunderbolt機器やUSB機器なども繋げます。

OWC Thunderbolt Hubを使うもう1つのメリットは、最大3台のバスパワー機器を同時に接続できるという点です。
各Thunderboltポートからは最大15Wの電力供給も可能なので、パソコンのバッテリー残量を気にする必要もありません!
当然、バスパワー機器の手前にデイジーチェーン用ポートのあるThunderbolt機器を繋ぐこともできます。

この他、OWC Thunderbolt Hub本体前面のUSBポートやThunderboltポート、各種ドッキングステーションなどを経由して接続できるUSB機器を含めれば、パソコン側のThunderboltポート1つだけで多数の機器を同時に使うことができます。

Thunderboltポートの少ないパソコンに最適!

Intel CPUが搭載されているMacBook Proなどはノートパソコンとしては比較的Thunderboltのポート数が多い仕様でしたが、Apple M1 チップが搭載されたMacBook Pro/Airでは2ポートのみと、充電や拡張性を考えたときにちょっと厳しめな構成になっています。またWindows 10のノートパソコンではThunderboltポートが1つのみ、というモデルも少なくありません。
この様なパソコンでThunderboltやUSBの機器を繋ぐためのポートが足りない!と困ったとき、OWC Thunderbolt Hubは正におすすめの製品です。
最大5台のThunderbolt機器にUSB機器も含めれば、1つのThunderboltポートを最大限に活用してたくさんの機器を同時に使うことができます!

以上、Thunderbolt 4対応 3ポートハブ「OWC Thunderbolt Hub」のご紹介でした。本製品は2021年3月26日発売予定です!

OWC Thunderbolt Hub  ¥23,800(税込)

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