SPARKLEブランドの新製品として、2つのUSB4対応ドッキングステーション2024年2月22日(木)に発売となります。
一つはビデオ会議などに便利なスピーカーフォン機能を搭載した「SPARKLE TD-8140S」、そしてもう一つが「SPARKLE TD-8140S」からスピーカーフォン機能を省いて小型化された、モバイルドッキングステーション「SPARKLE TD-8140」です。
この2つの新製品について、実際に使ってみながらご紹介させていただきます。

SPARKLE TD-8140/TD-8140Sの概要

「SPARKLE TD-8140」は、持ち運びに便利なコンパクトサイズのドッキングステーションです。
周辺機器接続用のUSB Type-C/Type-Aポートや、HDMI/DisplayPort映像出力やLANポートなどを搭載し、PC/スマホ/タブレットの機能を拡張できます。別売りのACアダプターを接続してパソコンなどへ電力を供給する「USB PDパススルー給電」にも対応しています。

「SPARKLE TD-8140S」は「SPARKLE TD-8140」の機能に加えて、リモート会議などで便利なスピーカーフォンを搭載したドッキングステーションです。
本体に搭載された4つのマイクで周囲の声をしっかりと捉え、HDMIポートなどで繋がれた大画面モニター組み合わせれば多人数でのビデオ会議に有効な製品となっています。

両製品ともUSB4対応ですが、USB 3.2 Gen 2対応のパソコンやタブレット、スマートフォンでも使うことができます。
なお2つの製品の機能は、スピーカーフォン機能以外ほぼ同じものとなっています。

それでは2製品を並べた写真を見ながら、各機能を確認してみましょう。
なお撮影の都合上、左側がスピーカーフォン機能付きの「SPARKLE TD-8140S」、右側がモバイルタイプの「SPARKLE TD-8140」となっています。
TD-8140/TD-8140S共にボディの側面にすべてのポートが装備されているので、各側面をぐるっと一回りで見ていきましょう。

スピーカーが搭載されている分、TD-8140Sの方がサイズが大きくなっています。各製品のフットプリントは共通で105mm x 105mmですが、厚みはTD-8140Sが59mm、TD-8140が33mmと2倍近い差になっています。

こちらの面でまず目に入るのがHDMIポートDisplayPortですね。HDMIポートからは4K/60Hzまで、DisplayPortからは8K/30Hzまでの出力が可能です。
ただし映像を出力するためには、接続するパソコン/タブレット/スマートフォンのUSBポートがDisplayPort Alternate Modeに対応している必要がありますのでご注意ください。また最大出力解像は接続されるパソコンやモニターの性能に依存します。
機種によっては、HDMIとDisplayPortの同時使用も可能です。
社内のインテル Macでは2画面同時に4Kでの出力も可能でした。
ただしM1/M2 Macの場合は、どちらか1ポートしか使用できません。

両機種の右側に見えているのはUSB機器接続用のUSB 3.2 Type Cポートで、10Gbpsまでの速度で各種USB機器を接続できます。

この面の各製品の中央に見える、USB4ポートを使ってパソコンなどのUSB4/USB 3.2 Gen 2対応ポートに接続します。
左側のUSBポートは1つ前の写真で右に見えてたのと同じもので、この写真の右側に見えているのはUSB補助電源ポートです。ここには、別売りのUSB Power Delivery(USB PD)対応ACアダプターを接続してパソコンなどへ最大85Wのパススルー給電が可能です。

こちらの面には有線ネットワーク(LAN)ポートヘッドホン/ヘッドセット用オーディオジャックが搭載されています。
スピーカーフォン機能以外で2製品の唯一の違いがこのオーディオジャックです。TD-8140Sでは本体のマイクが優先されるため、ヘッドセットのマイクには対応せずヘッドホン専用となります。またヘッドホン接続時にはTD-8140S本体のスピーカーはミュートされ、ヘッドホンから音声が再生されます。
有線LANWiFiの届きにくい場所などでもケーブル接続で安定した通信環境を実現できるので、ビデオ会議などには有用ですね。

この面には、それぞれUSB 3.2 Type-Aポートが2基ずつ装備されています。
これらのポートも、それぞれ10Gbpsまでの速度で各種USB機器を接続可能です。そして最後に本体上面です。
一目見てわかるとおり、TD-8140Sにはスピーカーが搭載されていますが、TD-8140はSPARKLEのロゴが大きくプリントされフラットになっています。
TD-8140Sのスピーカー部分の手前にはマイクのミュートボタンとスピーカーのボリュームダウン/アップボタンが装備されています。
ミュートボタンはミュート時に赤く点灯します。またボリューム調整ボタンの上には4段階で現在の音量を示すLEDが搭載されています。

SPARKLE TD-8140/TD-8140Sのいいところ

TD-8140の最大の特長は、持ち運びに便利なコンパクトサイズにドッキングステーションとして必要な機能を備えている点です。
前述のとおり、本体サイズ(厚み)がTD-8140Sのほぼ半分専用キャリングケースも付属しています。
TD-8410Sはここまでご紹介したとおり、4つのマイクと1つのスピーカーで構成されたスピーカーフォン機能が特長です。
ドッキングステーションとしてはTD-8140のとほぼ同等(前述のとおり、オーディオジャックがTD-8140と違いヘッドセットに対応していません)で、HDMI/DisplatPortの大画面モニター、有線LANなどを組み合わせて多人数でのビデオ会議に最適な製品です。
こちらも専用のキャリングケースが付属しています。TD-8140ほどコンパクトではありませんが、少し大きめのカバンなら持ち運びもできそうです。
なお重量はTD-8140が245g、TD-8140Sが352gで、TD-8140の方が100gちょっと軽くなっています。
2製品ともに、その他の付属品はPCなどに接続するためのUSB4ケーブルのみとなります。

スピーカーフォンの性能は?

TD-8140Sのスピーカーフォンにはビームフォーミングという技術が使われています。
ビームフォーミングとは、元々は電波用のアンテナに関する技術で、複数のアンテナを使って特定の場所の電波を捉えやすくするものです。
TD-8140Sのマイクについても詳細は公表されていませんが、4つのマイクを使って本体の周囲の音を捉えやすくするもののようです。
この他、声の反響を抑えるAEC(アコースティックエコーキャンセレーション)やノイズリダクションも装備されていて、実際に使ってみると主観ですがMacBook本体のマイクよりTD-8140S本体の周囲にいる人の声をしっかりと捉えていました。
特にマイクから2~3m離れたとき、MacBook本体のマイクだと声が部屋に反響しますが、TD-8140Sのマイクでは反響が少なく聞き取りやすいと感じました。
ただちょっと気になったのは、マイクが話し始めを録り逃すのか、ときどき音が途切れることがありました。

スピーカーもモノラルですが、音はしっかりしていて、会議相手の声がクリアに聞こえます!
HDMIなどで大画面モニターにつないで、多人数でテーブルを囲んでの会議などに使えそうです。

また前述のとおり、スピーカー面には3つのボタンが装備されていて、左からそれぞれマイクミュート、ボリュームダウン/アップです。
マイクのミュート中はボタンの上の赤いLEDが点灯し、ボリュームボタン上には4段階で現在のボリュームを表示するLEDが装備されています。

コンパクトなモバイルとビデオ会議向け、選べる2つのドッキングステーション!

以上、SPARKLEブランド2つのUSB4対応ドッキングステーション新製品のご紹介でした。
小型で持ち運びに便利なTD-8140とスピーカーフォン機能が付いて多人数の会議に便利なTD-8140S、どちらも特長を活かした使い方のできる製品です。
ドッキングステーションとしてのベース部分は一緒ながら、それぞれの個性がはっきりしているので、お使いの用途に合わせて選べますね!
USB4対応の、モバイルドッキングステーション TD-8140およびスピーカーフォン機能付ドッキングステーション TD-8140Sは、2製品ともに2024年2月22日(木)発売予定です!

SPARKLE TD-8140  ¥22,000(税込)

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SPARKLE TD-8140 製品ページ

SPARKLE TD-8140S  ¥29,900(税込)

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