現在、Amazon.co.jpおよび弊社店頭、オンライン・ショッピングにて絶賛販売中のポータブルストレージ製品につきまして、9月に新製品が2つ追加されます。

1つは、写真右側の製品でハードディスクの容量を重視されるお客様向けに、大好評発売中のRebDrive FireWire 800 HDD 1TBより、さらに大容量の1.5TBモデルが追加されます。
発売予定時期は、9月上旬予定です。

もう1つは、写真左側の製品で、速度を重視されるお客様向けに、USB3.0と高速なSSD 250GBを搭載した製品が追加されます。
発売予定時期は、9月下旬予定です。

なお、両製品とも製品名、価格、発売開始日時につきまして、まだ正式に決定しておりません。
詳細が決まり次第、追加でお伝えさせて頂きます。

そんな2つの新製品について、今回Macの環境でベンチマークを計測してみました。
ベンチマークを計測した環境は以下のとおりです。

使用したパソコン:MacBook Pro 13インチ MD101J/A
使用したOS:Mac OS X 10.7.5
使用したベンチマークソフト:Blackmagic Design Disk Speed Test Version 2.2 (Stress設定:5GB)

なお、ベンチマーク結果につきましては、ベンチマーク環境などにより大きく変わります。
このため、参考程度としてご覧頂きますようお願い致します。

まずは、大容量の1.5TBモデル(FireWire 800接続)から計測してみました。

なお、比較の参考として、現在好評発売中のRebDrive FireWire 800 HDD 1TB(FireWire 800接続)でも計測してみました。

ベンチマークの結果だけで見る限り、1.5TBモデルでは読みが若干早くなり、書きが若干遅くなっています。
この差は、ストレージ性能の差やベンチマークソフトの誤差だと思われます。
ちなみに、起動ディスクやデータ転送のテストを行った限りでは、上記数字の差を感じることはありませんでした。

次に、速度を重視されるお客様向けのUSB3.0+250GB SSDの新製品を計測してみました。

さすがに、ハードディスク搭載モデルと比べると読み書きともにかなり早いです。
筆者が持つSSDのイメージですと、書き込み速度は読み込み速度に比べて若干遅いイメージがありましたが、ベンチマークの結果だけを見てみると読み書きともにほぼ同じ速度が出ており、とてもびっくりしました。

ところで、SSDを搭載したストレージ製品ということでTrimコマンドの対応が気になるかと思います。
Trimコマンドの詳細については、こちらのホームページで詳しく説明をされており、非常に参考になります。

Macについては、Mac OS X 10.6.8からTrimコマンドをサポートしておりますが、Appleストアなどで購入されたSSD搭載モデルのパソコンのみの対応となり、サードパーティ製のSSDを購入して交換作業を行った場合、基本的にTrimコマンドが無効になっております。(フリーソフトで、有効にする方法があるようですが・・・・)

このため、今回はWindows 7のパソコンにUSB3.0+250GB SSDの新製品を接続して、Trimコマンドが有効になっているかどうか調べてみました。
調べ方は、いろんなホームページで紹介されておりますが、機器をパソコンに接続後、管理者でコマンドプロンプトを実行し、ルートディレクトリを設定して、下記のコマンドを打ち込むでEnterキーを押すだけです。

fsutil behavior query DisableDeleteNotify

すると、下記のような表示が出来ます。

コマンドを実行した結果、「DisableDeleteNotify = 0」と表示されていれば、Trimコマンドが有効になっています。
「DisableDeleteNotify=1」と表示された場合、Trimコマンドが無効化されています。

上記表示の結果から、USB3.0+250GB SSDの新製品をWindow 7で使用した場合、Trimコマンドが有効になっていることがわかりました。
なお、上記でもお伝えしましたとおり、Macの環境ではAppleで購入されたSSD搭載パソコンのみTrimコマンドが有効となっておりますので、USB3.0+250GB SSDの新製品をMacに接続しても無効になると思われます。

さて、ベンチマークの計測とTrimコマンドの対応について調べた結果、ポータブルストレージの新製品について、かなりいい結果が出たのではないかなと思っております。

まだ外付けポータブルストレージをお持ちでない方でMacを使用されている方であれば、Time Machineによるバックアップなどにも使えて非常に便利なので、是非この機会にご購入されてみてはいかがでしょうか。
また、既に外付けポータブルストレージをお持ちになられている方は、より大容量より高速のポータブルストレージへの交換もしくは追加購入をご検討してみてはいかがでしょうか。