UPS導入で電源まわりの不安を解消!サーバのデータ消失を防ぎます。

UPS

サーバ管理をしているとシステム障害はつきものです。その内、人的な操作以外で予測できないものに天災等による停電が挙げられます。サーバは電力で稼働しているため、通常停電が発生すると有無を言わさず強制的に電源OFFの状態になってしまいます。

そういった状態に陥らないために、電池や発電機を内蔵し、停電時でもしばらくの間コンピュータに電力を供給する装置がUPS(Uninterruptible Power Supply)です。

今回はXenServerを使った仮想環境で、入力電源障害が発生した際に、サンケン電気株式会社の日本製UPSを使用した、安全かつ確実な自動シャットダウン方法を検証してみました。

仮想サーバ導入時の備えとして、電源やデータのバックアップは大変重要です。本検証が仮想サーバ導入時のご参考となれば幸いです。電源対策をお考えの際は、新設・既設・交換を問わず、お気軽にご相談下さい。

UPS(無停電電源装置)設定サービス
https://www.amulet.co.jp/solutions/UPS.html

24時間365日の継続運転と機器の整頓を実現
https://www.amulet.co.jp/solutions/intensive/cases/cases_detail/cases_detail_04.html

今回は、有力な仮想化プラットフォームであるXenServerにおいて、サーバを安全に停止させ、大切なIT資産を守る実証実験をご紹介します。

取り組みイメージ

今回は2つのパターンで実験を行いました。

目的:XenServerで、入力電源障害が発生した際に、サンケン電気製UPSを使用した安全かつ確実な自動シャットダウン方法を検証する

XenServer

有力な仮想化プラットフォームの一つ。オープンソースで提供されており、サーバ、ストレージ、ネットワークを仮想化プラットフォーム上に構築できます。実行中の仮想マシンを XenServer間で移行する「XenMotion」を使用して、ダウンタイムのない保守作業を行えます。

また商用版がCitrix社から提供されており、サポートも受けられます。最新版(2015/05/22時点)は6.5です。

オープンソース版:http://xenserver.org/

商用版:http://www.citrix.co.jp/products/xenserver/

サンケン電気株式会社

埼玉県新座市に本社をもつ電気機械メーカーです。国内UPSの分野、特に公共性の高い分野ではトップクラスの実績を持っています。ラグビーにちなんで、UPSのブランドは「FULLBACK」です。東京スカイツリーでも活躍しています!

サンケン電気UPS::http://www.sanken-ele.co.jp/prod/powersp/ups/

NHK特別番組『東京スカイツリー  AtoZ』に当社製品を放映:
http://www.sanken-ele.co.jp/prod/powersp/ups/topics/20120320.htm

サンケン電気 96期 中間報告書(P4に東京スカイツリーでの実績を解説):
http://www.sanken-ele.co.jp/tousika/pdf/201303mid_jpn_ar.pdf

1.XenSever 6.2側に、UPS管理用ソフトウェアをインストールして管理する方法

XenServerのホストOSへ、UPS管理用ソフトウェアをインストールして、UPSからの停電信号を受けたらこのソフトウェアが自動シャットダウンを行います。
UPS管理用ソフトウェア FMP-01 : XenServerへインストール

<特徴>

  • シリアルログインに比べて、低コスト

※いまのところ、XenServer 6.5では導入できません。

UPS管理用ソフトウェア利用

2.XenSever 6.5側に、シリアルログイン設定を行い、UPSからシリアルログインして管理する方法

XenServerのホストOSでシリアルログイン可能な設定を行い、UPSからシリアルポートログインして、自動シャットダウンを行います。
シリアルポートログイン用I/F FNA-23 : UPSに装着

<特徴>

  • 仮想マシンのサービス等に対して細やかなシャットダウン設定が可能

※XenServer 6.5以前のXenServerでも可能です。

シリアルログイン利用

XenServer+サンケンUPS構成のメリット

この構成のメリットは大きく以下の2点です。

  • Windows Server 2003, Windows XPなどの旧OSを仮想化する際の敷居を低くすることができる

VMwareやHyper-Vを使って仮想化する場合には導入コストが必要ですが、XenServerを使えば導入コストを抑えることができます。その分の余剰予算を今回のようにUPS導入に当てて、システムをより障害に強くすることができます。

  • 安全・安心に定評のあるサンケン電気株式会社の日本製UPS

UPSメーカーでは唯一のMade in JAPANで品質の高いサンケン電気株式会社のUPSを使っています。いざという時に備えて、しっかりしたものを導入しておきたい場合には最適です。

今回使用したUPS

今回は、実際にサンケン電気株式会社様にご協力頂き、以下のUPSで検証を行いました。

  1. SRU-751(クリックで画像を拡大できます)
    SRU-751
  2. SMU-EA102(クリックで画像を拡大できます)
    SMU-EA102

構成及び検証結果

1.UPS管理用ソフトウェア(FMP-01)での検証

<構成>

ハードウェア

  • UPS サンケン電気製小型UPS SMU-EA102
  • XenServer搭載タワー型サーバー

ソフトウェア

  • XenServerバージョン 6.2 6.5
  • UPS管理ソフトウェア FMP-01

その他

  • FMP-01専用信号ケーブル DSub9pin-Dsub9pin

<検証結果>

XenServer 6.2

XenServer 6.2検証

 

XenServer 6.5

XenServer 6.5検証

 

2.UPS管理用I/F(FNA-23)での検証

<構成>

ハードウェア

  • UPS サンケン電気製小型UPS SRU-751
  • UPS管理用I/F FNA-23
  • XenServer搭載PC POC-200(ハードウェア詳細はこちら

ソフトウェア

  • XenServerバージョン 6.2 6.5

その他

  • HOSTケーブル AHC-01 DSub9pin-Dsub9pin

<検証結果>

XenServer 6.2

XenServer 6.2検証

 

XenServer 6.5

XenServer 6.5検証

動画による動作イメージ

考察

検証結果とあわせて、2つの自動シャットダウン方法での、メリット、デメリットを説明します。

管理用ソフトウェア

  • シリアルログインとくらべてコスト安
  • XenServer 6.5には、今のところ使用できない

シリアルログイン

  • 管理ソフトウェアとくらべてコスト高
  • XenServer 6.5でも使用可能
  • 細やかなシャットダウン設定が可能

以上のことから、弊社では管理用I/Fを使用したシリアルログインでの接続をお勧めします。

またたとえば、シリアルログインによるよる管理では、XenServer上にWEBサーバーやDBサーバーなど複数の仮想マシンが存在する場合、DBサーバーは一番最後にシャットダウンしたいということがあると思います。そこで、時間差をつけて任意の順番にサーバーをシャットダウンすることができます。

なお、どちらの方法でも、UPSからの信号を受けるためにXenServer側にシリアルポートが必要となります。
しかし、最近ではシリアルポートを常備しない機器も多いため、弊社ではUSB-シリアル変換ケーブルや、ネットワーク経由での自動シャットダウン設計も行っております。
これらについては、機会がありましたら、後日当ブログにてご説明したいと思います。

XenServerの電源障害対策は、まずはUPS導入をお勧めします!

お問い合わせ&構築のご相談は

詳しくは、弊社窓口までお問い合わせください。

具体的な価格のご相談等は以下のメールアドレスまでお問い合わせ下さい。
solutions@amulet.co.jp

検証で構築したシステムを5/25(月)〜6/5(金)まで弊社店頭で展示します。実際にシャットダウンの様子を見ることもできますので、この機会にお気軽に覗いてみて下さい。