ここ1年以内に販売された最新のマザーボードには標準搭載され、ノートパソコンでも徐々に搭載製品が増えてきたUSB 3.1について、いよいよアミュレットでも対応製品の取り扱いを開始しました!
今回、第1弾目となるUSB 3.1対応製品は、以下の2製品です。

akitio_u3_1_duoUSB 3.1 Gen 2対応 RIAD機能付きストレージケース
AKiTiO U3.1 Duo

akitio_u3_1_bridgeAKiTiO U3.1 Duo専用 2.5インチドライブ変換アダプター
AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge

まずは、最初に製品の仕様について、簡単にお伝えしたいといます。

「AKiTiO U3.1 Duo」はRAID機能を搭載したUSB 3.1 Gen 2対応 RIAD機能付きストレージケースになります。2016-10-03-15-00-46

 

2台のHDDまたはSSD(※)を搭載することで、ミラーリング(RAID 1)やストライピング(RAID 0)などのRAID機能を使って、大容量のデータを高速に保存・参照することができます。

※2.5インチのSSDおよびHDDの取り付けには、AKiTiO U3.1 Duo専用 2.5インチドライブ変換アダプター「AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge」が必要となります。

%e3%83%86%e3%82%99%e3%82%a3%e3%83%83%e3%83%95%e3%82%9a%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%83%83%e3%83%81
RAIDモードは、「ストライピング」、「ミラーリング」、「スパニング」、「RAIDなし」の4つから選択することができます。
ディップスイッチによる切り替えのため、難なく設定することができます。

usb%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%83%95%e3%82%99%e3%83%ab
USB 3.1 Gen 2接続に対応しているため、10Gbps(理論値最大)までの高速データ転送に対応しています。
付属のケーブルは、Type A to Type BとType C to Type Bの2種類のケーブルを付属しています。
※USB 3.1 Gen 2ではUSB Type Cポートへの接続を推奨します。

次に、「AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge」について、お伝えします。

ssdin
「AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge」は、2.5インチドライブを3.5インチサイズに変換し、「AKiTiO U3.1 Duo」に搭載するための専用アダプターです。
2.5インチのHDDおよびSSDに対応しています。

ssd%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%82%99%e3%83%bc
10Gbps(理論値最大)までの高速データ転送が可能なUSB 3.1 Gen 2ポートを搭載していますので、パソコンと直接接続して、緊急時のデータ参照用やSSDリーダーなどとしても利用可能です。
※パソコン接続用のUSBケーブルは別売りです。

上記2製品につきましては、より詳しく知りたい方は、是非下記製品ページをご覧下さい。

AKiTiO U3.1 Duo
https://www.amulet.co.jp/products/AKiTiO/U31Duo.html

AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge
https://www.amulet.co.jp/products/AKiTiO/U31NB.html

つづいて、当ブログでは恒例になりましたベンチマーク計測について、お伝えしたいと思います。
まず、ベンチマーク計測に使用したパソコンは、以下のとおりです。

マザーボード:GIGABYTE Z170X-UH5 TH
CPU:Intel Core i5-6400 2.70GHz
メモリ:16GB
起動SSD:Crucial BX100 1TB

USB3.1とThunderbolt3が搭載されたマザーボードを使用したパソコンです。
Crucial MX200 250GB 2台使用しRAID 0を組んだベンチマーク結果です。

まずはUSB3.0で接続してみます。

mx200-usb3-0

読み書き約380MB/sほどのスピードとなっております。

続いてUSB3.1接続の結果です。

mx200-usb3-1

読み込み速度約590MB/s、書き込み約速度620MB/sとUSB3.0接続と比べ倍とはいきませんが60〜70%ほど速度アップしています。
以前ご紹介させて頂きましたAKiTiO Thunder2 Duo ProなどThunderbolt2接続には多少劣りますが、本体価格が差から考えると十分なスピードと言えるのではないでしょうか。

続いてHDDを搭載した場合のベンチマークです。
使用したHDDは、「Wsetern Digital Black WD6001FZWX 6TB」です。
上記SSDと同様に2台でRAID 0を構築してベンチマークを計測しました。

USB3.0で接続した場合はこちらです。

wd-usb3-0

USB3.1の結果はこちらです。

wd-usb3-1

HDDの場合でも30%前後スピードがアップしています。
RAID 0を組んだ場合、読み450MB/s、書き500MB/sと単体のSSD並みのスピードが出ていますね。容量はRAID 0の場合、倍となりますので6TBのHDDが2本で12TBとして使用可能です。

スピードは欲しいけどSSDでは容量が足りない!といった場合・・・特に大容量のデータを高いスピードで取り扱うビデオ編集にはぴったりではないでしょうか。

続いてMacでのベンチマークを取ってみました。
使用するMacは、USB Cポートが搭載されたMacBook Early 2016 Core i3 1.1GHzモデルです。
ベンチマークソフトは、「BlackMagic DesignのDisk Speed Test バージョン3」です。

Crucial MX200 250GBのRAID 0のベンチマーク

mx200

Western Digital Black 6TB RAID 0のベンチマーク

wd

結果がほとんど同じとなっております。
これはMacBookに搭載されているUSB CポートがGen 1つまりUSB3.0と同じ性能のためです。Gen 1の場合は読み書き400MB/s程が限界値のようですね。
今後、MacがUSB3.1に対応すればSSDのRAID 0の方がスピードが出るはずです。

USB3.1 Gen 2に対応したPCをお持ちの方は速度面の恩恵が大きいのでGen 2に対応した「AKiTiO U3.1 Duo」はオススメです!