ここ1年以内に販売された最新のマザーボードには標準搭載され、ノートパソコンでも徐々に搭載製品が増えてきたUSB 3.1について、いよいよアミュレットでも対応製品の取り扱いを開始しました!
今回、第1弾目となるUSB 3.1対応製品は、以下の2製品です。
USB 3.1 Gen 2対応 RIAD機能付きストレージケース
AKiTiO U3.1 Duo
AKiTiO U3.1 Duo専用 2.5インチドライブ変換アダプター
AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge
まずは、最初に製品の仕様について、簡単にお伝えしたいといます。
「AKiTiO U3.1 Duo」はRAID機能を搭載したUSB 3.1 Gen 2対応 RIAD機能付きストレージケースになります。
2台のHDDまたはSSD(※)を搭載することで、ミラーリング(RAID 1)やストライピング(RAID 0)などのRAID機能を使って、大容量のデータを高速に保存・参照することができます。
※2.5インチのSSDおよびHDDの取り付けには、AKiTiO U3.1 Duo専用 2.5インチドライブ変換アダプター「AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge」が必要となります。
RAIDモードは、「ストライピング」、「ミラーリング」、「スパニング」、「RAIDなし」の4つから選択することができます。
ディップスイッチによる切り替えのため、難なく設定することができます。
USB 3.1 Gen 2接続に対応しているため、10Gbps(理論値最大)までの高速データ転送に対応しています。
付属のケーブルは、Type A to Type BとType C to Type Bの2種類のケーブルを付属しています。
※USB 3.1 Gen 2ではUSB Type Cポートへの接続を推奨します。
次に、「AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge」について、お伝えします。
「AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge」は、2.5インチドライブを3.5インチサイズに変換し、「AKiTiO U3.1 Duo」に搭載するための専用アダプターです。
2.5インチのHDDおよびSSDに対応しています。
10Gbps(理論値最大)までの高速データ転送が可能なUSB 3.1 Gen 2ポートを搭載していますので、パソコンと直接接続して、緊急時のデータ参照用やSSDリーダーなどとしても利用可能です。
※パソコン接続用のUSBケーブルは別売りです。
上記2製品につきましては、より詳しく知りたい方は、是非下記製品ページをご覧下さい。
AKiTiO U3.1 Duo
https://www.amulet.co.jp/products/AKiTiO/U31Duo.html
AKiTiO U3.1 Neutrino Bridge
https://www.amulet.co.jp/products/AKiTiO/U31NB.html
つづいて、当ブログでは恒例になりましたベンチマーク計測について、お伝えしたいと思います。
まず、ベンチマーク計測に使用したパソコンは、以下のとおりです。
マザーボード:GIGABYTE Z170X-UH5 TH
CPU:Intel Core i5-6400 2.70GHz
メモリ:16GB
起動SSD:Crucial BX100 1TB
USB3.1とThunderbolt3が搭載されたマザーボードを使用したパソコンです。
Crucial MX200 250GB 2台使用しRAID 0を組んだベンチマーク結果です。
まずはUSB3.0で接続してみます。
読み書き約380MB/sほどのスピードとなっております。
続いてUSB3.1接続の結果です。
読み込み速度約590MB/s、書き込み約速度620MB/sとUSB3.0接続と比べ倍とはいきませんが60〜70%ほど速度アップしています。
以前ご紹介させて頂きましたAKiTiO Thunder2 Duo ProなどThunderbolt2接続には多少劣りますが、本体価格が差から考えると十分なスピードと言えるのではないでしょうか。
続いてHDDを搭載した場合のベンチマークです。
使用したHDDは、「Wsetern Digital Black WD6001FZWX 6TB」です。
上記SSDと同様に2台でRAID 0を構築してベンチマークを計測しました。
USB3.0で接続した場合はこちらです。
USB3.1の結果はこちらです。
HDDの場合でも30%前後スピードがアップしています。
RAID 0を組んだ場合、読み450MB/s、書き500MB/sと単体のSSD並みのスピードが出ていますね。容量はRAID 0の場合、倍となりますので6TBのHDDが2本で12TBとして使用可能です。
スピードは欲しいけどSSDでは容量が足りない!といった場合・・・特に大容量のデータを高いスピードで取り扱うビデオ編集にはぴったりではないでしょうか。
続いてMacでのベンチマークを取ってみました。
使用するMacは、USB Cポートが搭載されたMacBook Early 2016 Core i3 1.1GHzモデルです。
ベンチマークソフトは、「BlackMagic DesignのDisk Speed Test バージョン3」です。
Crucial MX200 250GBのRAID 0のベンチマーク
Western Digital Black 6TB RAID 0のベンチマーク
結果がほとんど同じとなっております。
これはMacBookに搭載されているUSB CポートがGen 1つまりUSB3.0と同じ性能のためです。Gen 1の場合は読み書き400MB/s程が限界値のようですね。
今後、MacがUSB3.1に対応すればSSDのRAID 0の方がスピードが出るはずです。
USB3.1 Gen 2に対応したPCをお持ちの方は速度面の恩恵が大きいのでGen 2に対応した「AKiTiO U3.1 Duo」はオススメです!