Daniel Kordan
風景写真家

Daniel Kordanは幼い頃から写真の可能性に魅了されてきました。モスクワ下の美しい湖沼地帯で育ち、野生の自然を探索し、自由な時間のほとんどを自然の中で過ごしました。子供の頃に絵画学校を卒業しています。芸術と自然に対する愛情を混ぜ合わせ、ついに彼は情熱の対象となるもの―風景写真を見つけました。
大学時代に彼は、量子物理学の論文や家族、友人からの大きなプレッシャーに直面しました。それでも彼は常に、道なき森に幸せを見出していました。いつだってそこに戻れば感動できる場所だったのです。自然界は彼のインスピレーションの源であり、色彩や構図の美しさと多様性をすべて備えています。

道なき森に幸せがあり、
孤独な海辺に喜びがあり、
何者にも侵されない、社会があります、
深海では、唸りの中に音楽が聞こえるから
私は人を愛する以上に、自然を愛します、
この私たちの対談から、私はこっそり手に入れる
自分のすべての可能性、あるいは過去から、
天地と混じり、感じるために
表現できず、隠すことさえできないものを。


物理工科大学で学んでいた時、幸い彼は物理学だけでなく登山やハイキングの経験も積んで、冬と夏には観光客のグループを案内しました。
その後フォトワークショップのガイドとなり、雑誌「Continent expedition」の編集長に就任しました。世界各地での旅行や冒険に関する記事を執筆しています。

Danielの写真は、Golden Turtle’ 13 Nature nomination winner、National Geographic Russia contest 2013 winner、Best of Russia’13, ’14 ’15 winner、bestphotographer’13、Trierenberg Super Circuit award (best landscape photographer)といった数々の賞を受賞しました。
彼の作品はイギリスのDigital SLR PhotographyやPhotography week、Photography Masterclass、ナショナルジオグラフィック、Discovery、Photoworld China、Digital Photo (Bauer Media)などの雑誌に掲載されています。
彼の主なクライアントはApple、ガスプロムネフチ、S7航空、レッドブルです。

Danielはノルウェーのロフォーテン諸島とトスカーナのvilla Gaiaに滞在し、ヨーロッパ、イギリス、アメリカ、アジア、ロシアのグループを案内しています。
彼はニコン、Gitzo(ジッツオ)、そしてLucroit(*)の公式アンバサダーです。

(*)訳注:スペインのフィルターホルダーメーカー。

“信頼できるブランドのメモリーカードを使って仕事ができることをいつも楽しみにしていた。データが安全だと思えることが不可欠だ。そしてまた、タイムラプス撮影、動画撮影、パノラマ写真、野生動物などを遅延なく撮るためには、高速で信頼性の高いカードが不可欠なんだ。自分の仕事にはいつも最高のものを選ぶようにしている。それが賢い判断だよ.” – Daniel Kordan

使用機材
メモリーカード
Wise CFexpress Type B カード CFX-Bシリーズ
Wise SDXC UHS-II メモリーカード
Wise ポータブルSSD PTSシリーズ
Wise CFexpress Type B カードリーダー

カメラ
・ニコン Z 7
・ニコン D850

カメラセッティング
ISO 100、f/14およびNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S (優先使用)

 熱心なアウトドア冒険家のDaniel Kordanは、自主隔離にもあまり悩まなかった。パンデミックの間、彼は写真家チームを率いて、千島列島、クリル湖、ジャック・ロンドン湖での3回の長期にわたる遠征を今年(*1)の7月から9月まで行った。

(*1)訳注:この記事の英語原文は2020年10月29日に書かれたものです。

 巨大な植物群が彼らの目の前に現れたのは、最初の旅で訪れた南島ヤンキチャ―千島列島のウシシル火山を構成する島でのことだ。
 「我々はこの植物を『海のヒマワリ』と呼んでいる。ここはロシアと日本の間にある列島で、人がほとんど来ない。私がここでの航海遠征を企画したんだ。人がいない海上でほぼ過ごす3週間さ。ここではすべての植物が巨大で、平凡な草でさえ人の背丈ほどの高さがある―だから文字どおり草むらにダイブしなきゃいけない。千島の気候は厳しくて、夏日がとても少ないからこうなるんだ」
 その後Danielはカムチャツカ半島を訪れ、クリル湖でのヒグマの撮影に集中した。
 「鮭の川上りの時期に熊がそれを獲るという、よく知られた特殊な生態系だ。実は8月って魚が多すぎて、川の水より魚の方が多いこともあるくらいだよ。熊たちは狩り、走り、そして吠え合う。時には20~30頭の熊が絡むノンストップアクションさ!」

 今年9月の秋口にDanielは彼自身の冒険心に誘われ、コリマ(*2)遠征―ジャック・ロンドン湖への旅に出た。
 「ジャック・ロンドン湖以上に自然のままの場所なんて思いつかないね。モスクワからマガダンまで飛行機で8時間、荒れた砂利道をバンで10時間、ツンドラ地帯を大型トラックで10時間、そして湖の周りを小さなボートで移動するというのが、ここに辿り着くための条件だ」

(*2)訳注:ロシア北東部の地域。

 この3回の遠征で、写真をバックアップする機会はほとんどなかった。ダニエルはその過酷な状況を振り返った。
 「ネットもなく、充電も写真のコピーもできない―厳しい寒さの純粋な荒野だ」
 「写真のバックアップさえ取れないような長期遠征は(機材の)テストとして最適だ。でもその一方で選べる画像の枚数を制限したくはないので、そんな長期の遠征には少なくとも1TBのストレージ(数枚のメモリーカード)と8個のカメラ用バッテリーを用意している。ニコン Z 7にはカードスロットが1つしかないので、Wiseのような信頼性と耐久性に優れたカードが必要だ。今回は失敗もなく、私の機材にとって素晴らしいテストになった。ロシア・コリマ地方の美しい紅葉を収めた、600GBを超える写真のアーカイブを無事に持ち帰ることができたよ」

 「信頼できるブランドのメモリーカードを使って仕事ができることをいつも楽しみにしていた。データが安全だと思えることが不可欠だ。そしてまた、タイムラプス撮影、動画撮影、パノラマ写真、野生動物などを遅延なく撮るためには、高速で信頼性の高いカードが不可欠なんだ。自分の仕事にはいつも最高のものを選ぶようにしている。それが賢い判断(wise decision)だよ」

関連リンク:The Daniel Kordan website 

本記事は、 Wise Advanced社 Webサイトからの翻訳です。
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Photos © Daniel Kordan