弊社の扱っているデスクトップ機の最上位モデルであるPOWERSTEP Towerが遂に第12世代Intel CPUモデルへとリニューアルしました!最新世代のCPUになったことでどれくらい性能が良くなったのでしょうか?ベンチマークを測って調べてみました!

第12世代Intel CPUとは

第12世代Intel CPUとは執筆時点で最新のIntel製CPUです。最新技術が多数盛り込まれ高いシングルスレッド性能を誇ります。POWERSTEP Towerの標準仕様では Core i5を搭載していますので、過去のCore i5と仕様を比較してみましょう。

  Core i5-12600 Core i5-11600 Core i5-10600
リソグラフィー Intel 7(10 nm) 14 nm 14 nm
コア数  6 6 6
スレッド数  12 12 12
基本周波数 3.30 GHz 2.80 GHz 3.30 GHz

表を見てみるとあまり変わっていないようにも見えますが、注目したいのはリソグラフィーです。リソグラフィーとはCPUの製造に関わる技術の一つで、数字が小さいほど緻密で高性能と言えます。10世代と11世代では14 nmでしたが、12世代では10 nmとなりました!今まで長さの単位でしか表していなかったにも関わらず「Intel 7」という世代を示す新しい名前を付けているあたりIntel側のこだわりも伺えます。これによってCPUの性能はどれくらい上がったのでしょうか?

CINEBENCH R23

CPU性能を測定するベンチマークソフトとしてCINEBENCH R23を使用しました。CPUにレンダリング処理をさせ、その速度をスコアとして表示してくれるベンチマークソフトです。マルチコア性能とシングルコア性能のスコアを測定し、ランキングで他のCPUと性能を比較することができます。

Intel Core i5-12600のベンチマーク結果

CINEBENCH R23は過去にも第11世代Intel NUCの記事で使ったことがありますが、そのときのCPU (Multi Core)は6155 ptsでした。それと比べるとほぼ2倍近いスコアを叩き出しています!
シングルコア性能を見てみると1794 ptsと前世代のNUCより高いのはもちろんですが、ランキングでは第11世代のCore i7よりも上位にランクインしています!ソフトウェアによっては少数のコアに処理が集中するものもあるため、シングルコア性能が高いとそういった場合でも安心できます。

まとめ

第12世代と前世代のIntel Core i5 CPUは仕様を見ただけでは違いがわかりづらいですが、ベンチマークを測ってみるとかなり高いマルチコア性能とシングルコア性能を持っていることがわかりました!これだけ性能が良ければ日常的な業務だけでなくCADといった負荷の高い作業もサクサクこなせそうです!

POWERSTEP TowerはBTOを受け付けておりますので、より高い処理性能が必要であればCore i7やi9といった上位のCPUを搭載することもできます。他にも多数のカスタマイズをご用意しておりますので、ぜひ一度製品ページと見積依頼ページを御覧ください!

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